「北斗星 (列車)」の版間の差分

編集の要約なし
 
== 概要 ==
[[青函トンネル]]([[津軽海峡線]])が開業した[[1988年]]3月13日に、初めて[[東京]]と[[北海道]]を乗り換え無しで直行する列車として運行を開始した。走行距離 1,214.7 [[キロメートル|km]]は[[JRグループ]]が運行する[[定期列車|定期旅客列車]]として最長距離である。このうちJR線 1,010.8 kmである。[[臨時列車]]も含めた全旅客列車でも、「[[トワイライトエクスプレス]]」に次ぎ、同一経路で運行される「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」と同順位の2位である
走行距離 1,214.7 [[キロメートル|km]]はJRグループが運行する[[定期列車|定期旅客列車]]として最長距離である。このうち[[JR]]線 1,010.8 kmである。
[[臨時列車]]も含めた全旅客列車でも、「[[トワイライトエクスプレス]]」に次ぎ、同一経路で運行される「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」と同順位の2位である。
 
運行開始当初は1日3往復が運行され、うち1往復は臨時列車扱いだった。[[1989年]]には3往復全てが定期列車となった。
 
[[1999年]]の「カシオペア」運行開始後は1往復が臨時列車に格下げされ2往復となった。[[2008年]]3月以降は[[北海道新幹線]]建設工事の影響で、青函トンネルを含む津軽海峡線区間での夜間工事時間帯確保のため<ref>『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] 』2008年2月号[[交友社]] p.51</ref>に、毎日1往復のみの運行となっている。
 
JR東日本が2014年3月14日で寝台特急「[[あけぼの (列車)|あけぼの]]」の定期運行を終了して以降、上野駅発着の唯一の定期夜行列車となっている。
 
=== 列車名の由来 ===
列車名の決定に際しては一般[[公募]]が行われた。天体の[[北斗七星]]・[[北極星]]から採られており、「夜行列車は天体名にちなむ」というかつての慣例や「宇宙的なイメージ」からとされる。なお、一般公募で募られた候補は「北海」が得票数1位で、以下「タンチョウ」「オーロラ」などが続いたが、結局は108位の「北斗星」が採用された
なお、一般公募で募られた候補は「北海」が得票数1位で、以下「タンチョウ」「オーロラ」などが続いたが、結局は108位の「北斗星」が採用された。
 
=== 架線電圧変更と存続問題 ===
== 運行概況 ==
[[ファイル:JNR DD51 1093 Hokutosei 20110621.jpg|170px|right|thumb|DD51牽引による「北斗星」]]
1日1往復、片道約16時間を掛けて上野駅 - 札幌駅間を走行する。[[列車番号]]は下りが '''1'''、上りが '''2''' である。
 
* 最高運転速度
* このほか、上下列車とも[[一ノ関駅]]・[[盛岡駅]]・[[青森駅]]に、上り列車のみ[[蟹田駅]]に[[停車 (鉄道)#運転停車|運転停車]]する。
** 一ノ関駅と盛岡駅では運転士の交代、青森駅では牽引機関車の交換と運転士・車掌の交代が行われる。両名ともにJR東日本とJR北海道が交代する。かつては、落部駅で後続の特急「[[北斗 (列車)|スーパー北斗]]」1号に追い抜かれ、特急列車が特急列車に追い抜かれるということがあったが、2014年3月15日のダイヤ改正により、同列車の函館発の時刻が約40分繰り上がったため、現在はこのような事象はない。
* 災害などで東北本線が長期不通となった場合、大宮駅 - 青森駅を[[高崎線]]・[[上越線]]・[[信越本線]]・[[羽越本線]]・[[奥羽本線]]経由で運行されることがある。[[東日本大震災]]以前では、[[常磐線]]経由での迂回運行もあった。
* 本州内では[[東北新幹線]]と並走し、上野 - 仙台間では相互のりかえ可能であるため、下り列車では、スケジュールの都合等で上野や大宮から乗車できないなどの場合や万一の乗り遅れでも後続の新幹線で追いかけることができる。なお、[[小山駅|小山]]・[[那須塩原駅|那須塩原]]・[[新白河駅|新白河]]には北斗星が停まらず、[[白石蔵王駅|白石蔵王]]は新幹線単独駅のため、この乗り換えは不可である。上り列車では、新幹線に乗りかえることで首都圏への時間短縮を図ることもできる。なお、上り列車で大幅遅延が発生した場合は同区間以北の[[新青森駅|新青森]]、[[八戸駅|八戸]]、[[盛岡駅|盛岡]]などでも新幹線への振り替え輸送を行うことがある。運転中止の時間帯や場所にもよるが、新青森では代行バスなどで連絡することが多い。
* 北海道内の一部の駅では[[プラットホーム]]の[[有効長]]が列車の長さに満たないため、ホームからはみ出す車両は[[ドアカット]]され乗降できない。
ファイル:grandchariot .jpg|北斗星の食堂車「グランシャリオ」JR北海道所属車の室内(現存せず)
ファイル:JR East Hokutosei Dining Car 2008Ver 2.jpg|現在の北斗星の食堂車「グランシャリオ」JR東日本所属車の室内
Fileファイル:Hokutosei --- MiniSalon.JPG|6号車ミニロビー
Fileファイル:Hokutosei --- Shower.JPG|シャワー室
Fileファイル:Hokutosei_Shower_room_20140917.jpg|シャワー
</gallery>
<!--
| 6 || 定期列車 || 尾久客車区(JR東日本) || 札幌19:19 → 上野11:12 || 青森信号所経由
|}
:
{{-}}
** 6月9日:函館 - 札幌間の牽引機に所謂「北斗星色」のDD51形が運用を開始<ref name="RJ201408_43">『鉄道ジャーナル』2014年8月号、鉄道ジャーナル社、2014年、p.43</ref><ref group="*">運用開始直後は国鉄色のDD51形が充当されていた。</ref>。
** 7月22日:定期列車の予備車両を活用する形で、「北斗星3・4号」にも日数を限って個室・食堂車の連結を開始<ref name="RJ201408_39">『鉄道ジャーナル』2014年8月号、鉄道ジャーナル社、2014年、p.39</ref>。
* [[1989年]]([[平成]]元年)
*** 「北斗星3 - 6号」は青森信号場経由から青森駅経由に変更し、「北斗星」全列車で運転経路を統一。
* [[1990年]](平成2年)
** 7月1日:「北斗星1・2号」は2号車に「ロイヤル」「ソロ」を挿入し、電源車込みの12両編成に増強<ref name="RJ201408_41" /><ref group="*">運用の都合で「北斗星2号」は前日の6月30日から増結されていた。</ref>。
** 日時不詳:「北斗星3号」以外の「ヒルネ」利用を廃止。「北斗星トマムスキー号」の運転区間を[[横浜駅]] - トマム駅間に変更。
* [[1991年]](平成3年)
** [[1月10日]]:[[国鉄24系客車#夢空間|夢空間編成]]を連結した「北斗星トマムスキー号」を横浜駅 - トマム駅間で運転。同編成を最初に営業運転した列車となる。
** [[3月16日]]:上野駅での停車中に、電源車の発電機からの騒音と排気ガスによる影響を軽減するため編成全体の方向を転換し、[[電源車]]を青森寄りに組成する。号車番号は逆順に変更され、食堂車は7号車、個室寝台車は8 - 10号車とされた。また、開放式B寝台車両と差し替える形で「北斗星1・2号」の個室増強が開始され、1人用個室B寝台「ソロ」車両を9月1日から<ref group="*">運用の都合で「北斗星2号」は前日の8月31日から増結されていた。</ref>、2人用個室B寝台「デュエット」車両を11月1日から使用開始した<ref group="*">運用の都合で「北斗星2号」は前日の10月31日から増結されていた。</ref><ref name="RJ201408_42">『鉄道ジャーナル』2014年8月号、鉄道ジャーナル社、2014年、p.42</ref>。
* [[1993年]](平成5年)12月1日:「北斗星2号」の[[八戸駅]]の停車を廃止し、運転停車に変更。
[[ファイル:JR Hokkaido DD51 1068 yunekukan hokkaido.jpg|220px|thumb|「夢空間北海道号」<br />(1994年10月 苫小牧駅)]]
***: 1号:[[水沢駅|水沢]]・[[花巻駅|花巻]]・八戸、3号:[[一ノ関駅|一ノ関]]、4号:青森、6号:花巻
* [[1996年]](平成8年):上野駅 - [[新得駅]]間で「'''北斗星トマムサホロ号'''」が運転。以来[[2002年]]夏季臨時まで、観光シーズンの特定日に運行された。
* [[1998年]](平成10年)
* [[1997年]](平成9年)3月22日:「北斗星1・2号」の1・11号車(B寝台)を簡易個室「Bコンパート」へ改装し、同列車は完全個室化編成となる。
** [[1998年]](平成10年)99月3日 - 24日:8月27日の台風による豪雨被害の復旧工事のため、東北本線黒磯駅付近が不通となった影響で、「北斗星3 - 6号」は常磐線経由で迂回運転。「北斗星1・2号」は札幌駅 - 仙台駅間のみの運転で、仙台駅 - 上野駅間は運休とした。
** 3月1日:「北斗星1・2号」は完全個室化編成となる<ref name="RJ201408_42" /><ref name="RJ201408_43" /><ref group="*">1・11号車は簡易個室「Bコンパート」である。</ref>。
{|style="width:28em; text-align:center; float:right; margin:0 0 0 1em; border:1px solid #999;"
|+1999年7月16日現在の編成図<ref>『J-train』Vol.51、イカロス出版、2013年、p.77</ref>
| style="background-color:#eee; border-bottom:solid 4px #999;"|北斗星
|-
|
{|class="wikitable" style="font-size:80%; float:center; margin:0em auto; background:transparent;"
|+北斗星1・2号([[札幌運転所]])
|colspan=13|{{TrainDirection|上野・函館|青森・札幌}}
|-
!号車
|style="width:2em;"|1
|style="width:2em;"|2
|style="width:2em;"|3
|style="width:2em;"|4
|style="width:2em;"|5
|style="width:2em;"|6
|style="width:2em;"|7
|style="width:2em;"|8
|style="width:2em;"|9
|style="width:2em;"|10
|style="width:2em;"|11
|style="width:2em;"|
|-
!座席
|BC
|B2
|B2
|B2
|B1
|B1/L
|D
|A2
|SA1<br />B1
|SA1<br />B2
|BC
|EG/C
|}
{|class="wikitable" style="font-size:80%; float:center; margin:0em auto; background:transparent;"
|+北斗星3・4号([[尾久車両センター|尾久客車区]])
|colspan=13|{{TrainDirection|上野・函館|青森・札幌}}
|-
!号車
|style="width:2em;"|1
|style="width:2em;"|2
|style="width:2em;"|3
|style="width:2em;"|4
|style="width:2em;"|5
|style="width:2em;"|6
|style="width:2em;"|7
|style="width:2em;"|8
|style="width:2em;"|9
|style="width:2em;"|10
|style="width:2em;"|11
|style="width:2em;"|
|-
!座席
|B
|B
|B
|B
|B
|L
|D
|A2
|SA1<br />B1
|SA1<br />B2
|B
|EG/C
|}
|-
|style="text-align:left; font-size:80%;"|
; 凡例
: SA1 = [[A寝台]]1人用個室「ロイヤル」
: A2 = A寝台2人用個室「ツインデラックス」
: B = 開放式[[B寝台]]
: B2 = 2人用個室B寝台「デュエット」
: B1 = 1人用個室B寝台「ソロ」
: BC = 4人用B寝台簡易個室「Bコンパート」
: L = [[ロビーカー|ミニロビー]]([[シャワー]]室設置)
: D = [[食堂車]]「[[#食堂車「グランシャリオ」|グランシャリオ]]」
: EG/C = [[電源車|電源]]・[[荷物車]]
|}
* [[1999年]](平成11年)
** [[7月16日]]:「[[カシオペア (列車)|カシオペア]]」が運転開始。「北斗星3・4号」(6003・6004列車)は「北斗星81・82号」(8005・8006列車)とし臨時列車化される。これまでの「5・6号」が「3・4号」に変更され、函館駅 - 札幌駅間の「ヒルネ」扱いは3号から1号に変更。また多客時には1号の終点を[[小樽駅]]とする「'''北斗星小樽号'''」の運転が開始。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist|group="*"}}
 
== 出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}