「トヨタ・KZエンジン」の版間の差分

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小排気量からパワーを搾り出していた[[トヨタ・L型エンジン|2L型]](2446cc)の各[[ターボチャージャー|ターボ]]エンジンは、熱によるシリンダーヘッドの変形から、割れ、[[ヘッドガスケット|ガスケット]]の吹き抜け、バルブシートの脱落、[[ピストン]]の焼きつき、潤滑不良などのトラブルが多発していた。
 
また同時期[[バブル景気]]を背景に巻き起こった[[RV]]ブームにより、小型[[ディーゼル自動車|ディーゼル車]]急激増加により、幹線道路周辺などで[[ディーゼル排気微粒子|粒子状物質]]が増加し、[[大気汚染]]の一因となっていた。しだいに厳しるとを増すれるようになり、それに伴い、[[自動車排出ガス規制|排出ガス規制]]に対は年々厳さを増していった。設計の古いディーゼルエンジンでは、大量の[[排気再循環|EGR]]と過剰な燃料噴射で[[窒素酸化物|NOx]]の発生を抑える策を採るものが多く、その結果排出される多量の黒煙はネガティブイメージを与える事になった。
 
これらの問題から、最早L系の改良では商品としての成立が難しい状況であった。そこで、市場のトラブルフリーとモアパワー、そして環境性能改善に対する要求の高まりへの回答として、新系列の'''KZ型'''が開発された。