「イワトビペンギン」の版間の差分

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{{commons|Eudyptes chrysocome}}
 
'''イワトビペンギン'''は[[マカロニペンギン]][[マカロニペンギン]]のうち近縁な3種(または2種)の総称である。やや小型のペンギンで、頭部の黄色の飾り羽が特徴である。
 
== 特徴 ==
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=== 生態 ===
地上では他のペンギンのようによちよちと歩かず、([[スズメ]]のように)両足を揃えて飛び跳ねながら移動する。和名の「イワトビペンギン」、英名"Rockhopper Penguin"ともこの様子に由来する。他にも{{要出典範囲|この様子を表した「ねずみ花火」「ジャンピング・ジャック」、または冠羽に因んだ「かんむりペングヰン」「有冠ペンギン」など|date=2013-5-9}}という別名もある。
 
性格は攻撃的で、近くを通ったりすると攻撃してくる。
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11–12月初旬に産卵する。巣の卵は2個(両方とも[[受精卵]])だが、はじめに産んだ卵は廃棄される場合が多い。これはマカロニペンギン属全般に見られる習性である。
 
抱卵期間は32–34日で、オスとメスが交代で抱卵する。孵化したヒナは33-39日間は巣で給餌を受けるが、そのうち最初の24–26日間はオスがヒナを守り、メスが給餌する。
 
成長したヒナはヒナだけで集まった[[クレイシュ]]を作り、親鳥は両方ともエサを取りに出かける。はじめの1週間はメスが給餌するが、その後はオスとメスが交代でヒナが巣立つまでの65–75日間、1–2日おきに給餌する。
]]を作り、親鳥は両方ともエサを取りに出かける。はじめの1週間はメスが給餌するが、その後はオスとメスが交代でヒナが巣立つまでの65–75日間、1–2日おきに給餌する。
 
巣立ちは北方の個体群で[[12月|12]]–[[1月]]、南方の個体群では[[2月]]頃である。ヒナの巣立ち後に成鳥は換羽を行うが、換羽中は水に入れず、エサを取れないので、換羽前の20–30日間(北方では60日間)は海に出て食いだめをする。換羽の間に体重は40%減少する。
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個体数は734万羽で、過去30年に24%、継続的減少をしている。減少の原因は、[[漁業]]との競合、生息地に侵入した[[病原菌]]などである。
 
[[IUCNレッドリスト]]では、ミナミイワトビペンギンとキタイワトビペンギンが扱われており、ミナミイワトビペンギンは{{IUCN|VU}}[[危急種]]、キタイワトビペンギンは{{IUCN|EN}}[[絶滅危惧]]である。
 
== 展示 ==
多くの水族館で飼育されている。飛び跳ねるようなしぐさや鮮やかな飾り羽で人気もあるが、ペンギンの中ではやや攻撃的な種類とされている。だが、水族館で他の種類のペンギンと一緒に飼育されている場合は、身体の大きさで負けてしまい給餌時に他の種類に力負けしている様子もよく目にする。ペンギンは十羽程度の数で飼育するのが望ましいが、1~31-3羽での飼育が多い。また、本来あまり暑さには強くないので、夏季は室内での公開または公開停止にしている水族館もある。
 
== 出典 ==