「動物相」の版間の差分

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(英語ならフォウナ)
=== 動物群 ===
古生物学者は類似の化石を含む岩石層を動物群ステージとして区別・分析する。
 
 
 
== 動物相の区分け ==
実際には、よほど地域を限定しても、その中のあらゆる動物をリストアップすることは不可能に近い。動物の分類群により、分類研究が進んでいないものもあれば、簡単には採集できない場合もある。また、稀少な種はごくまれにしか見つからないからため今またとえその時点で発見されていなくても、その後見つかる可能性があることを否定できない。いずれにせよ、動物はその大きさや生活、行動が多岐にわたり、分類群によって調査法や採集法も全く異なるのが普通なので、動物すべてをカバーする調査はあり得ない。この点では、すべての種が横並びに競争者であり、まとまって群落を形成する[[陸上植物]]とは大きく異なる。
 
したがって、動物相を論ずる場合、意図的に範囲を設定することが普通である。その設定の仕方には大きく二つの方法がある。一つは、分類群を選んで、その範囲でリストアップすることである。もう一つは、生活のあり方、生息環境によって分ける方法である。
 
== 分類群による区分 ==
特定の分類群の種をすべて取り上げる場合、分類群の名を冠して、たとえば日本の昆虫相とか、」や「琉球列島のカエル相」などいうふう具合に表現する。なお、昆虫などあまりに種類が多く、しかも未調査未研究部門の多い場合、十分なリストは作れないからので、むしろ動物相の基本的な特徴や特色のことを動物相ということも多い。
 
動物の分類学者は、分類群にもよるが普通は綱か目程度の範囲を専門分野とし、それを離れると全然見当がつかない場合が多いため、この方法は信頼性の得られる方法である。植物の場合、特別な分野の専門家でも大抵は高等植物のおおよそ一通りは知っているので、この点は異なる。これは、植物の場合、高等植物はすべて横並び的に生育するのに対して、動物は群が異なれば採集のやり方まで変えねばならず、その点ではやむを得ないとも言える。
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