「使い走り (小説)」の版間の差分

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中央公論新社、2002年7月7日、214-215頁。「『使い走り』について」より。</ref>。合計で1ダースほどの文章をマイケル・ヘンリー・ハイムの訳文から抜き取り、少しだけ言い換えた文章を使用した。「実際に起こった出来事から逸脱するわけにはいかない」と彼は考えていたという<ref>キャロル・スクレナカ 『レイモンド・カーヴァー 作家としての人生』中央公論新社、2013年7月、星野真理訳、670頁。</ref>。最後の場面でホテルのボーイがとる行動は、テス・ギャラガーの提案によって生まれた<ref>キャロル・スクレナカ 『レイモンド・カーヴァー 作家としての人生』前掲書、671頁。</ref><ref>D・T・マックス「誰がレイモンド・カーヴァーの小説を書いたのか?」 『[[月曜日は最悪だとみんなは言うけれど]]』中央公論新社、2006年3月、村上春樹編訳、47-48頁。</ref>。
 
1988年、『プライズ・ストーリーズ 1988』の第1位に選出され、『ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ 1988』にも収録された。
 
日本語版は『[[Marie claire|マリ・クレール]]』1989年12月号が初出。翻訳は[[村上春樹]]。『THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER 6 象/滝への新しい小径』(中央公論社、1994年3月7日)に収録された。村上が編纂した、12編の作品から成る『Carver's Dozen レイモンド・カーヴァー傑作選』(中央公論社、1994年12月7日)にも収録されている。全集第6巻はその後「村上春樹翻訳ライブラリー」シリーズでは、『象』(中央公論新社、2008年1月10日)と『滝への新しい小径』(中央公論新社、2009年1月10日)の2冊に分かれて出版された。