「ルー・リード」の版間の差分

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その時代時代、またはアルバムごとにアプローチを転換しながら、その強烈な個性によって作品をあくまでポピュラーなロックサウンドとして成立させる手腕を持つリードであるが、同時にアプローチ転換の結果としてファンやプレスを当惑させるような「問題作」を発表することがある。二枚組・60分間強の間ギターの多重録音によるノイズのみが収録された『無限大の幻覚(原題:Metal Machine Music)』(70年代の人気絶頂期に発表されたことで大きな賛否を巻き起こした)、元々自身のメディテーション用にプライヴェートに制作された単調な電子音の反復によるアンビエント『Hudson River Wind Meditations』、Metal Machine Trio名義で本格的なアンビエントとノイズミュージックの双方に着手した『The Creation of the Universe』、[[ジョン・ゾーン]]・[[ローリー・アンダーソン]]との連名によるフリー・インプロヴィゼーション作品『The Stone: Issue Three』はその一例である。
 
[[ロックンロール]]、[[フォークソング|フォーク]]、[[ソウル]]などのトラディショナルなポピュラー音楽を源流に持ちながら、(自身の特徴的なヴォーカルやギターを時に無視してまでも)時流とも向き合いつつ我が道を歩み続けている。時代ごとにパートナーを一新してはアルバムごとに特色を打ち出す、多彩な音楽性を往還しながらあくまでもそれらをロックとして成立させる、いくつかの例外を除いて一貫して自身の詩作を重視するなど、多くの偏屈とも言えるこだわりを堅持し続ける彼の信奉者はいまだに多く、現在もなおファンや音楽評論家、他のミュージシャンから広く賞賛を浴びている。
 
生活の大半を[[ニューヨーク]]で過ごしており、作品にも好んで取り上げられる。