「写像の反復」の版間の差分

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== 極限の挙動 ==
反復の過程において、その軌跡の集合が小さくなり一点に収斂することが起こり得る。このような場合、収斂先の点は{{仮リンク|吸引的不動点|en|Attractive fixed point}}として知られる。逆に、反復の軌跡が一点から遠くへ発散していくようなこともあり、この場合は{{仮リンク|不安定不動点|en|unstable fixed point}}と言う<ref>Istratescu, Vasile (1981). ''Fixed Point Theory, An Introduction'', D. Reidel, Holland. ISBN 90-277-1224-7.</ref>。軌道上の点が一つまたはそれ以上の極限に収斂するとき、その軌道の[[集積点]]全体の成す集合は、'''{{仮リンク|[[極限集合|en|limit set}}]]'''あるいは '''ω-極限集合'''と呼ばれる。
 
吸引 (attraction) と反発 (repulsion) の概念は同じように一般化される。例えば反復を小さな[[近傍]]の挙動に従って[[安定集合]]と{{仮リンク|不安定集合|en|unstable set}}に分類することができる。