「海坂藩」の版間の差分

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海坂の原義について
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ShikiH (会話) による ID:53956924 の版を取り消し 藤沢がエッセイの中でこのように書いているので、一旦とりけし。
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== 来歴 ==
'''海坂'''(うなさか)とは海上にあって海神の国と人の国を隔てる境界水平線が描く弧を意味する言葉である<ref>デジタル大辞泉、小学館。</ref>。藤沢は、一時期俳句を投稿していた句誌『海坂』から、作品の舞台となる世界に海坂藩の名を与えた。
 
海坂藩の初出は短編「暗殺の年輪」(1973年)。こんにち「海坂藩」は藤沢の描く架空の小藩の代名詞のように見なされており、小藩を舞台にした一連の作品が「海坂もの」と呼ばれることがある。しかし、実際には「海坂藩」と舞台が明記されるのは[[隠し剣]]シリーズ(1976~80年)など初期に著された短編作品と、長編ではじめて「海坂藩」が明示された『[[蝉しぐれ]]』(1986年)以後の作品のいくつかであり、藩名が明示された作品はむしろ少ない<ref name="taasan">上掲外部リンク中「たーさんの部屋」</ref>。地方の藩を舞台とした長編『[[風の果て]]』『[[三屋清左衛門残日録]]』や、東北の小藩の出身者を主人公とする『[[用心棒日月抄]]』シリーズでも藩名は明かされないままである。