「ベリーズ」の版間の差分

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|人口値 =307,000
|人口密度値 =12
|GDP統計年元 =20082013
|GDP値元 =2732億<ref name="economyimf201410">IMF{{Cite Data and Statistics 2009年7月19日閲覧([web|url=http://www.imf.org/external/pubs/ft/weo/20092014/0102/weodata/weorept.aspx?pr.x=69&pr.y=14&sy=20082012&ey=20082014&scsm=1&ssd=1&sort=country&ds=.&br=1&c=339&s=NGDP%2CNGDPD%2CNGDPDPC%2CPPPGDP%2CPPPPC&grp=0&a=&pr.x=43&pr.y=5|title=World Economic Outlook Database, October 2014|publisher=[[国際通貨基金|IMF]]|language=英語|date=2014-10|accessdate=2015-01-02}}</ref>
|GDP統計年MER =20082013
|GDP順位MER =157166
|GDP値MER =1316億<ref name="economyimf201410" />
|GDP統計年 =20082013
|GDP順位 =158166
|GDP値 =2528億<ref name="economyimf201410" />
|GDP/人 =78,881013<ref name="economyimf201410" />
|建国形態 =[[独立]]<br/>&nbsp;- 日付
|建国年月日 =[[イギリス]]より<br/>[[1981年]][[9月21日]]
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日本語の表記は、'''ベリーズ'''。
 
旧称は、'''イギリス領ホンジュラス''' ('''{{Lang|en|British Honduras}}''')。[[1973年]]改称。
 
国名の由来は[[マヤ語]]で「泥水」を意味する言葉から来ているとされている。
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{{Main|ベリーズの歴史}}
 
[[ファイル:Map of West Indies and Central America (1888).jpg|thumb|left|[[19世紀]]末の[[カリブ海]]沿岸地域]]
ヨーロッパ人のアメリカ大陸到達以前、ベリーズを含む[[ユカタン半島]]一帯は[[マヤ文明]]の領域に属していた。[[スペインによるアメリカ大陸の植民地化]]により、ベリーズは{{仮リンク|グアテマラ総督領|en|Captaincy General of Guatemala}}の一部となるが、密林地帯の彼方にあったベリーズ一帯には統治が及ばず、[[17世紀]]以降イギリス人の入植地が形成されていった。[[1862年]]には[[カリブ海]]の[[ジャマイカ]]とともにイギリス領ホンジュラスを形成([[1884年]]に単独の植民地に移行)。[[第二次世界大戦]]以降は独立に向けた動きが進んだものの、ベリーズの領有権を主張する[[グアテマラ]]との対立により難航、[[1981年]]になりようやく独立が実現した。
{{Clearleft}}
== 政治 ==
<!-- ''詳細は[[ベリーズの政治]]を参照'' -->
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== 地方行政区分 ==
[[ファイル:BelizeNumbered.png|thumb|right|220px160px|ベリーズの州]]
{{Main|ベリーズの行政区画}}
[[ファイル:BelizeNumbered.png|thumb|right|220px|ベリーズの州。]]
 
ベリーズは6つの州に分かれている。
 
# [[{{仮リンク|ベリーズ州]] (|en|Belize) District}} - [[ベリーズシティ]]
# [[{{仮リンク|カヨ州]] (|en|Cayo) District}} - {{仮リンク|サン・イグナシオ (ベリーズ)|en|San Ignacio, Belize|label=サン・イグナシオ}}及びサンタ・エレナ
# [[コロザル州]] (Corozal) - [[{{仮リンク|コロザル]]|en|Corozal Town}}
# [[{{仮リンク|オレンジウォーク州]] (|en|Orange Walk) District}} - [[オレンジウォーク]]
# [[{{仮リンク|スタンクリーク州]] (|en|Stann Creek) District}} - [[ダンリガ]]
# [[{{仮リンク|トレド州]] (|en|Toledo) District}} - [[{{仮リンク|プンタゴルタ]]|en|Punta Gorda, Belize}}
 
===主要都市===
{{Main|ベリーズの都市の一覧}}
最大都市は、旧首都の[[ベリーズシティ]]。第2の都市は、[[オレンジウォーク]]。現在の首都[[ベルモパン]]はカヨ州(カヨー州、カーヨ州)にある。
 
== 地理 ==
[[ファイル:Great Blue Hole.jpg|thumb|left|200px|[[ベリーズ珊瑚礁保護区|サンゴ礁保護区]]の[[ブルーホール|グレート・ブルー・ホール]]]]
<!-- ''詳細は[[ベリーズの地理]]を参照'' -->
[[ファイル:Bh-map-jaBelize Topography.png|thumb|right|220px180px|ベリーズの地図。]]
 
ベリーズは中米の[[ユカタン半島]]の東部に位置し、[[オンド川]]に沿って[[メキシコ]]と[[グアテマラ]]と国境を接し、[[カリブ海]]に面している。国土の大半は未開発の熱帯雨林の原生林である。ベリーズ国土の大半は標高の低い低地だが、南部に[[マヤ山脈]]が[[グアテマラ]]の方に延びており、最高地点はビクトリア・ピーク(1120m) (1120m)。沿岸部は湿地帯で[[マングローブ]]の森があり、世界第2の[[さんごサンゴ礁]]がある。
{{Clearleft}}
== 経済 ==
[[File:Belize City Aerial Shots.jpg|thumb|left|最大の都市[[ベリーズシティ]]]]
 
[[国際通貨基金|IMF]]の統計によると、[[2013年]]のベリーズの[[国内総生産|GDP]]は16億ドルである。一人当たりのGDPでは4,619ドルであり、隣国との比較では[[グアテマラ]]や[[ホンジュラス]]よりは高いものの、[[メキシコ]]の半分以下の水準にある。<ref name="imf201410" />
 
中米の国の中で最も経済の開発が遅れた国である。農作物は[[砂糖]]、[[柑橘類]]、[[バナナ]]など。[[漁業]]は盛んで[[イセエビ]]は年間537tの水揚げがあるが、乱獲によって個体数の激減しているまぐろを巡って、[[まぐろ類保存国際委員会]]に加盟していないベリーズ漁船の操業が問題化した(もっともこれらの漁船は、規制を逃れるために船籍のみを変更した[[台湾]]、[[中華人民共和国|中国]]資本の漁船が殆ど)。豊かな[[木材]]資源もある。1980年代から麻薬[[ギャング]]組織による[[マリファナ]]や[[コロンビア]]産の[[コカイン]]のアメリカ合衆国への密輸による貿易も増えている。GDP成長率は2004年が4.2%。[[カリブ共同体・共同市場]]に加盟している。
{{Clearleft}}
 
== 交通 ==
[[ファイル:Bh-map-ja.png|thumb|200px|ベリーズの地図]]
経済の繁栄に従い道路の設備は良くなっているが[[信号機]]はまだあまり設置されていない。
*{{See [[also|ベリーズの通信]]鉄道}}
経済の繁栄に従い道路の設備は良くなっているが{{いつ範囲|[[信号機]]はまだあまり設置されていない|date=2015年1月}}
 
主要な空港としては、最大都市[[ベリーズシティ]]近郊に[[フィリップス・S・W・ゴールドソン国際空港]]がある。
 
ベリーズ国内のかつては[[鉄道]]路線も存在したが、[[1937年]]に全て廃線となった。詳細は、[[ベリーズの鉄道]]を参照ている
 
== 経済 ==
[[File:Belize City Aerial Shots.jpg|thumb|left|最大の都市[[ベリーズシティ]]]]
<!-- ''詳細は[[ベリーズの経済]]を参照'' -->
中米の国の中で最も経済の開発が遅れた国である。農作物は[[砂糖]]、[[柑橘類]]、[[バナナ]]など。[[漁業]]は盛んで[[イセエビ]]は年間537tの水揚げがあるが、乱獲によって個体数の激減しているまぐろを巡って、[[まぐろ類保存国際委員会]]に加盟していないベリーズ漁船の操業が問題化した(もっともこれらの漁船は、規制を逃れるために船籍のみを変更した[[台湾]]、[[中華人民共和国|中国]]資本の漁船が殆ど)。豊かな[[木材]]資源もある。1980年代から麻薬[[ギャング]]組織による[[マリファナ]]や[[コロンビア]]産の[[コカイン]]のアメリカ合衆国への密輸による貿易も増えている。GDP成長率は2004年が4.2%。[[カリブ共同体・共同市場]]に加盟している。
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== 国民 ==
{{main|{{仮リンク|ベリーズの国民|:en:|Demographics of Belize|:en:Belizean people}}}}
 
===民族===
住民は[[メスティーソ]]が48.7%、17世紀から18世紀に[[アフリカ]]から[[奴隷]]として連れて来られたアフリカ系[[黒人]]がルーツの{{仮リンク|ベリーズ・クレオール|en|Belizean Creole people}}が24.9%、[[マヤ族]]が10.6%、[[西インド諸島|カリブの島々]]から来た黒人と[[カリブ族]]の混血の[[ガリフナ]]が6.1%、その他では[[華人]]や[[白人]]などが9.7%である。
 
===言語===
{{bar box
|title=母語話者(ベリーズ)<ref>[http://celade.cepal.org/cgibin/RpWebEngine.exe/PortalAction?&MODE=MAIN&BASE=CPVBLZ2000&MAIN=WebServerMain.inl 2000 Housing and Population Census Belize Central Statistical Office]</ref>
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{{bar percent|[[:en:Belizean Creole|ベリーズ・クレオール語]]|red|32.9}}
}}
言語は公用語は[[英語]]のみだが、母語話者数は3.9%と少なく、一般に[[第二言語]]として用いられる。スペイン語は最も広く話される言語で国民の(46 (46.0%) の母語である他、英語を基盤にアフリカ諸語やスペイン語、先住民諸語が混ざった[[:en:Belizean Creole|ベリーズ・クレオール語]] (Kriol)(3232.9%) も日常的に話されている。その他、[[マヤ語]]、{{仮リンク|ガリフナ語|en|Garifuna language}}などが使われている。政府は英語とスペイン語の[[二言語話者|バイリンガル]]の姿勢を強く推し進めており、国民の半数以上は両言語を話すことができる。
===民族===
住民は[[メスティーソ]]が48.7%、17世紀から18世紀に[[アフリカ]]から[[奴隷]]として連れて来られたアフリカ系[[黒人]]がルーツの{{仮リンク|ベリーズ・クレオール|en|Belizean Creole people}}が24.9%、[[マヤ族]]が10.6%、[[西インド諸島|カリブの島々]]から来た黒人と[[カリブ族]]の混血の[[ガリフナ]]が6.1%、その他では[[華人]]や[[白人]]などが9.7%である。
 
===言語===
言語は公用語は[[英語]]のみだが、母語話者数は3.9%と少なく、一般に[[第二言語]]として用いられる。スペイン語は最も広く話される言語で国民の(46.0%)の母語である他、英語を基盤にアフリカ諸語やスペイン語、先住民諸語が混ざった[[:en:Belizean Creole|ベリーズ・クレオール語]](Kriol)(32.9%)も日常的に話されている。その他、[[マヤ語]]、{{仮リンク|ガリフナ語|en|Garifuna language}}などが使われている。政府は英語とスペイン語の[[二言語話者|バイリンガル]]の姿勢を強く推し進めており、国民の半数以上は両言語を話すことができる。
 
===宗教===
*{{See [[also|ベリーズのイスラム教]]}}
宗教は[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]が49.6%、[[プロテスタント]]が27%、無宗教が9.4%、その他14%などとなっている(2000年時点)。
 
宗教は[[カトリック教会|ローマ・カトリック]]が40.1%、[[プロテスタント]]が31.8%、無宗教が15.5%、その他10.3%などとなっている。<ref name="census2010">{{Cite web|url=http://www.sib.org.bz/Portals/0/docs/publications/census/2010_Census_Report.pdf|title=Belize Population and Housing Census 2010|publisher=The Statistical Institute of Belize|language=英語|date=2010|accessdate=2015-01-02}}</ref>
===教育===
{{節stub}}
 
== 文化 ==
[[ファイル:SatelliteBluhead image of Belize in May 2001Wrasse.jpg|thumb|right|220px200px|[[ベリーズ珊瑚礁保護区]] - (1996年、自然遺産)。]]
 
他の中米諸国は[[スペイン]]の植民地だったので[[ラテンアメリカ|ラテン]]{{要曖昧さ回避|date=2014年7月27日}}文化の影響が強いが、ベリーズは他の中米諸国と異なってイギリスの植民地だったことからイギリスの影響の方が強く、またアフリカ系の黒人系が多いこともあって同じ英語圏の[[ジャマイカ]]など[[アフロ]]{{要曖昧さ回避|date=2014年7月27日}}系[[西インド諸島|カリブ海諸国]]との結び付きや影響も強い。
 
=== 世界遺産 ===
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ベリーズ国内には、[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の[[世界遺産]]リストに登録された[[自然遺産 (世界遺産)|自然遺産]]が1件存在する。
 
* [[ベリーズ珊瑚礁保護区]] - [[1996年]] [[自然遺産 (世界遺産)|自然遺産]]
=== 宗教 ===
キリスト教など
 
=== 祝祭日 ===
195 ⟶ 201行目:
 
== 関連項目 ==
* [[{{仮リンク|ベリーズ関係記事の一覧]]|en|Index of Belize-related articles}}
* [[ベリーズのイスラム教]]
<!--
* [[ベリーズの通信]]
* [[ベリーズの交通]]
* [[ベリーズの軍事]]
* [[ベリーズの国際関係]]
-->
 
== 参考文献 ==
{{節stub}}
 
== 外部リンク ==
217 ⟶ 213行目:
 
; 観光
* [http://www.belize.jp/ ベリーズ政府観光局] {{ja icon}}
{{ja icon}}
 
{{アメリカ}}