「科学主義」の版間の差分

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第二の用法は、(「人間の価値」というのは、伝統的に[[倫理学]]の領域であるのだが)その「人間の価値」を測る唯一あるいは主要な源として科学を見なそうという試み、また(伝統的に「[[意味]]」や「[[目的]]」というのは、[[宗教]]あるいは[[世界観|(哲学的)世界観]]の領域であるのだが)その「意味」や「目的」を測るために科学を用いようとする様々な試みを指すために使用される。
 
『科学と宗教の百科事典』の著者マイケル・ステンマルクによると、科学主義と呼ばれる立場は、多くの形態と様々な程度を持っており一様ではないが、"科学の(中でも自然科学の)境界が、以前は科学の範疇だと考えられていなかった問題にまで拡大できる、または拡大されるべきだ"、としているところは共通している、とのことである。最も極端な形の科学主義は、全ての人類の問題と、人類の試みの全ての側面への対処と解決が、科学"<u>だけ</u>"でなしうるとする[[信仰]]である。このような観念は「進歩の[[神話]]([[:en:Myth of Progress]])」とも呼ばれている。ステンマルクは科学主義の同義語として、scientific expansionism「'''科学拡張主義'''」という語を提案した。[[エルンスト・フリードリッヒ・シューマッハー|エルンスト・シューマッハ]]はこのタイプの科学主義というのは、人間の価値についての問いかけの有効性をすっかり否定してしまうような、不毛な世界観だと批判した。
 
== 批判される側の言い分 ==