「韋沖」の版間の差分

'''韋 沖'''（い ちゅう、[[540年]] - [[605年]]）は、[[中国]]の[[北周]]から[[隋]]にかけての[[政治家]]・[[軍人]]。[[字]]は世沖。[[本貫]]は京兆郡杜陵県。

 

北周に仕えて衛公府礼曹参軍を初任とした。後に[[大将軍]][[元定]]の下で[[長江]]を渡って南朝[[陳 (南朝)|陳]]を攻撃し、陳軍に捕らえられた。北周の[[武帝 (北周)|武帝]]は身代金を払って韋沖の身柄を取り返した。武帝はまた韋沖に馬1000匹を持たせて陳への使者に立て、賀抜華ら50人の身柄と元定の柩を取り返させた。韋沖は無事に役目を果たすと、少御伯下大夫に累進し、上儀同の位を加えられた。ときに[[稽胡]]がたびたび反抗していたので、韋沖は自ら志願して稽胡をなだめ、汾州刺史に任じられた。

 

*『[[北史]]』巻64 列伝第52

 

[[Category:隋代の人物]]

[[Category:540年生]]

[[Category:605年没]]