「テープネット」の版間の差分

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== 概要 ==
[[テレビ]]・[[ラジオ]]などの番組をその地域以外で放送する場合には、伝達手段が必要となる。一斉に同時刻で放送する場合は[[専用線]]や無線[[中継]]、[[通信衛星]]などを用いて伝送するが、これらの伝達手段は高価でかつ伝送可能地点が限られており、一旦[[録画]]・[[録音]]媒体に記録した上で物理的に伝送するのがテープネットである。対義語は[[ラインネット]]。
 
媒体として文字通り[[磁気テープ#ビデオ用磁気テープ製品|ビデオテープ]]や[[磁気テープ#オーディオ用磁気テープ製品|オープンリールテープ]]などが用いているが、{{いつ範囲|date=20135月|最近で}}[[光磁気ディスク|MO]]などテープ媒体によらないものも多く使われている。さらに[[ADSL]]回線を利用して圧縮音声で配信・蓄積後に放送されるものもあり、形式的にはラインネットに近いが、同時放送が出来ない点を考えるとテープネットの一環と考えられる。場合によっては発送する局分のテープを複製せずに、一本のテープを放送後に他の局に送り複数の局で利用するチェーン形式のやり方もある。
 
放送黎明期、特にテレビにおいてはラインネットの設備自体が限られており、テープネットによるものが多かった。しかしラインネットの増強がはかられると、編集・複製・発送などの手間がかかるテープネットは嫌われる傾向にある。
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テープネット番組を指すとき「ハコもの」が使われる場合があるが、[[タイムテーブル]]における[[帯番組]]の対義語[[箱番組]]が「ハコもの」と呼ばれており、箱番組は録音・録画番組が多いためテープネットと同義語で使われる場合があるようだ。
 
映画専門チャンネル[[スター・チャンネル]]が開局した当時は通信衛星を利用せず(常時使用できる放送業務向け通信衛星はまだ打ち上げられていなかった。そのため、6時間のテープ素材を各地の契約[[ケーブルテレビ]]に送付して、一日に同じ内容を4回廻す形式を取っていた。
 
媒体が物理的実体を持つ為、配送は[[プレスライダー]]や契約[[運送業]]者の定期便によって行なわれる。