「新正統主義」の版間の差分

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== 日本の新正統主義 ==
日本のエキュメニカル派の神学には、バルトの弁証法神学が強く影響を及ぼしており、[[植村正久]]の後継者である[[高倉徳太郎]]がその備えをしたとされる。高倉はバルト以前のバルトと呼ばれる[[ピーター・フォーサイス]]の影響を受け、[[1924年]]に[[東京神学社]]でバルトとブルンナーを紹介した。これは日本における神学の「ドイツ捕囚」と呼ばれる。バルトは世界像、人間観、歴史的、宗教的、神学的矛盾、文化的制約において、聖書が誤っていると主張した。<ref>宇田進『福音主義キリスト教と福音派』いのちのことば社</ref><ref>宇田進『現代福音主義神学』いのちのことば社</ref>
 
高倉徳太郎の神学は、バルト主義者の[[桑田秀延]]、[[熊野義孝]]、[[山本和]]が継承し、日本で発展した。戦後のプロテスタント神学は「バルトの刻印」を帯びていると評される。この系統を日本において代表する[[神学校]]は、[[日本基督教団]]の[[東京神学大学]]であり、[[桑田秀延]]、[[北森嘉蔵]]、[[竹森満佐一]]らを輩出している。<ref>ケアンズ『基督教全史』いのちのことば社</ref>