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『'''王の帰還'''』(おうのきかん)、 原題{{lang|en|'''''The Return of the King'''''}}は、[[J・R・R・トールキン]]の代表作『[[指輪物語]]』の第三部の表題。[[1955年]][[10月20日]]に[[イギリス|英国]]で出版された。物語はまもなく冥王サウロンの攻撃を受けることになるゴンドール王国から始まる。
 
第三部『王の帰還』は『指輪物語』の第五巻と第六巻からなる。六巻構成で出版されるときには第五巻に{{lang|en|''The War of the Ring''}}(指輪戦争、第六巻に{{lang|en|''The Return of the King''}}(王の帰還と表題がつけられることがある。邦訳では表題はなく、単に『王の帰還』上と『王の帰還』下となっている。
 
『王の帰還』の巻末には追補編と『指輪物語』全体の索引が付属している。
==表題==
[[トールキン]]は、指輪物語を六巻と追補編から構成するものとして着想した。出版社は全体を三部に分け、第五巻と第六巻そして追補編を『王の帰還』の表題のもとにまとめた。トールキンは、表題があらすじを説明しすぎだと考え、『指輪戦争(The War of the Ring)の方がふさわしいと考えた。
 
当初提案された第五巻の表題は『指輪戦争』であり、第六巻の表題は『第三紀の終り(The End of the Third Age)であった。これらの表題はMillennium Editionで用いられた。
 
最終的に『王の帰還』は『指輪物語』の第三部として出版された。