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==治安==
様々な犯罪組織が暗躍し、主人公であるバットマン自体が自警団的な活動をしている事からも伺えるが、シリーズほぼ全てにおいて治安状況は凄惨を極め、[[格差社会]]が激しくなっており、まさに犯罪都市と化している。治安維持を担っているのはゴッサム市警であるが、多発する犯罪に対し効果は薄く、同時に腐敗も多く起こっており正常に機能しているとは言い難い。原作『[[バットマン: イヤーワン]]』、同作品の実写映画化作品である『[[バットマン・ビギンズ]]』および続編の『[[ダークナイト]]』において、多くの警察官が[[賄賂]]で生計を立てる汚職警官であり、行政機関の上層部までも[[マフィア]]との[[癒着]]で成り立っていると言う描写があり、治安は極めて深刻な状況にあると言える。しかしその続編の『[[ダークナイトライジング]]』では[[トゥーフェイス|デント法]]という法律により治安は劇的に改善しており、その改善ぶりはバットマンが引退しても問題ないほどであった。だがあまりにも低い犯罪率が裏目に出て警察の捜査能力の低下をもたらし、劇中では証券取引所襲撃の真犯人[[ベイン]]を取り逃がす、[[トンネル]]や[[橋]]を爆破して街を隔離するというテロ行為を事前に察知できず対応が後手に回る、ベイン側の攻撃に対し何もできないまま[[刑務所]]からの囚人の脱走を許す、最終的には市内のほぼ全ての警察官が地下に閉じ込められる、といった警察側の失態が続く。

登場人物の一人であるジェームズ・ゴードンはゴッサム市警所属であり、数少ない潔白の警察官である。さらに、[[ザ・バットマン]]では[[ガーゴイルズ]]の[[エリサ・マーザ]]を元にしたキャラクターである刑事のエレン・インが登場しており、インもまたゴードンと同様にかつてエリサがそうであったように潔白で正義感溢れる刑事であり、後にゴードンの後継者となり本部長の跡を継いでいる。
 
尚、アニメーション作品『[[バットマン・ザ・フューチャー]]』は、基本設定の舞台より40年後を描いた作品だが、未来世界においてもやはり治安は芳しくないようである。しかし、同じくアニメーション作品『[[ザ・バットマン]]』ではスタッフが『[[ガーゴイルズ]]』とほぼ同様であるためかガーゴイルズの舞台であった[[マンハッタン]]に近い町となっており治安も他作に比べると安定している。