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'''越田 一郎'''(こしだ いちろう、-[[2005年]][[4月12日]])は、[[大学教授]]、[[ウォーゲーム]]デザイナー。[[東京工科大学]]工学部教授。愛称は「KOS」。専門は医用生体工学・生体材料科学。
 
 [[久が原]]を会場として活動していた「CADETゲームクラブ」の会長を長年にわたって務めていた。
 [[パソコン通信]]時代に最大手の「NIFTY-SERVE」のFGAMEで、ウォーゲーム専門会議室のアクティブとして「KOS」のハンドルネームで活躍していた。
 [[インターネット]]時代に入ってからは、いち早く「KOSのウォーゲームページ」を立ち上げ、ゲーム知識のみに留まらず、史実に対する深い造詣、ゲーム文化に対する見識の溢れる記事を掲載していた。
 
 [[アドテクノス]]時代に、自身でもウォーゲームデザインを手掛けたことがある。[[ディアドコイ戦争]]を題材にした「アレクサンドロスの遺産」と、[[ルネサンス期]]の「[[ラヴェンナの戦い]]」の二作品と寡作だったが、とかく第二次世界大戦の著名な戦いに偏りがちな日本ウォーゲーム界にあって新境地を切り拓いた。特に「ラヴェンナの戦い」のヒストリカルノートでは、戦史に留まらず同時代の文化史などにまで範囲を広げており、ウォーゲームを単なるボードゲームの一種ではなく、時代や文化を知るための教材として考えていたことが窺える。
 本業では、「[[C++]]」の規格委員会などで活躍していたほか、[[脳]]の[[言語野]]に関連する先進的な研究にも手を付けていた。
 2005年4月に急逝した時には、大学からの公式な訃報よりも早くウォーゲーム関係のネットワークで情報が流れた。また、いくつかのゲーム雑誌では追悼記事も掲載された。
 
== 作品リスト ==