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'''アルゴス'''（{{lang-grc-short|'''Ἄργος''', ''Argos''}}, {{lang-la|Argus}}）は、[[ギリシア神話]]に登場する100の目をもつ (あるいは体に多くの目をそなえた) [[巨人]]である。

全身に百100の目を持ち、しかもそれらの目は交代で眠るため、彼自身は常に目覚めている（別の伝承では、背中に第三の目があるとも、後頭部に二つ目があるとも言われる）。つまり、アルゴスには時間的にも空間的にも死角が無い。

神々の命を受け、上半身は人間の女で腰から下はへびの形をしていた怪物[[エキドナ]]や[[アルカディア]]で地方を荒した雄牛の怪物を、[[ペロポネソス半島|ペロポネーソス]]で[[エキドナ]]などを退治する等多くの軍功手柄を上あげるた。

特に[[ゼウス]]の正妻[[ヘーラー]]の忠臣命令であったが、雌ゼウスの愛人で牝牛に変えられ身した[[イーオー]]の監視見張りをしていた際とき、[[イーオーを愛するゼウス]]の密命令を受けてイーオーを取り戻しに来た[[ヘルメース]]に暗より殺されるた。 この際、ヘルメースは葦笛の音を聞かせてアルゴスの目を全て眠らせ剣で首を刎ねたとも、遠くから石を当てて殺したともいう。あるいは、ヘルメースには殺されなかったが、イーオーを逃がされた責でヘーラーに処刑されたともいう。