「青銅の蛇」の版間の差分

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{{Cquote|
彼はすべて父祖[[ダビデ]]が行なったとおりに、主の目にかなうことを行った。彼は高き所を取り除き、石の柱を打ち壊し、アシェラ像を切り倒し、モーゼの作った青銅の蛇を打ち砕いた。そのころまでイスラエル人はこれに香をたいていたからである。これはネフシュタンと呼ばれていた。(新改訳:「列王記 Ⅱ」18.3-18.4)}}
 
==祭礼・復活の象徴==
[[ファイル:MosesandSnake.JPG|thumb|旗ざおの先にからまる蛇。竿とはいえ、十字架となっている。]]
モーゼ時代から[[ユダ王国]]のヒゼキヤ王の時代まで、それまで人々が香をたいて崇拝していたことからもわかる通り、この蛇は祭礼用としての色彩が強い。
 
同時に右の絵を見るとわかる通り、キリスト教徒にとっては癒しと罪を肩代わりしたキリストの象徴([[予型]])でもある。蛇は脱皮することからもわかる通り、復活の象徴でもある。蛇は不死や治癒、罪からの癒しの象徴であり、失楽園の蛇のような原罪の象徴だけとは限らないのである<ref>[[アビ・ヴァールブルク]]『蛇儀礼』三島憲一訳、p80-89。</ref>。ゆえに、『[[新約聖書]]』の「[[ヨハネによる福音書]]」3:14 では、[[ニコデモ]]と[[イエス・キリスト|イエス]]の対話の中でこの青銅の蛇がたとえとして用いられる。イエスはかかげられた青銅の蛇のように「人の子もあげられなければならない」と語っている。
 
それどころか、[[正教会]]の[[主教]]が用いる[[権杖]]はこの青銅の蛇をモチーフにした杖を使用している。したがって正教会では、イエスの復活のみならず、権威の象徴でもあるのである。
 
==フィンクション作品への影響==
* ティム・ラヘイ、グレッグ・ディナロ『秘宝・青銅の蛇を探せ(上・下)』、[[扶桑社]](2005年)。(米国では大ベストセラーとなった。)
 
==脚注==
4,340

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