「竜母伝説」の版間の差分

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[[File:Lung Mo Temple, Peng Chau (Hong Kong).jpg|thumb|180px|竜母廟(香港)]]
'''竜母伝説'''(りゅうぼでんせつ)とは中華人民共和国の伝承群である。主に始皇帝伝承と白族伝承の2つがある<ref>他にも壮(チワン)族や侗族にも竜母伝説がみられる。</ref>。白族伝承の場合は黒い竜との戦いに勝利する子どもの話である
==概要==
秦の始皇帝伝承の場合、竜母伝説は干ばつと戦った5匹の竜の母を祭ったことに由来する。
一方雲南省で白(ペー)族緑桃村<ref>雲南省大理にある。[[大理ペー族自治州]]の項目参照の事。[[大理市]]が中心部。なお「大理石」はこの土地名が由来である。</ref>の竜母伝説もある。
 
前半は明治初期まで主流だった方の[[桃太郎]]伝承と全く一緒である(母が桃を食べたら異能を持つ子供が生まれた)。子供は13歳になると淵の水が生暖かいことに感じ「この淵にいる竜は病気だ」といったとたん湖から大男が姿を現し「竜が病気だといったら治せるのか」といった。子供は「うん」と言った。子供は竜宮に招かれさっそく煎じた薬草で竜王の病を治したという。ここまではよかったが、滞在を許された子供は竜宮内で遊び、竜王の黄色の竜袍<ref>皇帝が着る竜の文様が付いた着物の事。</ref>が置いてあったを見つけた。子供がこれを着るとたちまち小さい黄竜に変化したのだった。これを知った竜王は怒り処罰しようとしたが、大男は「ちょうどいい、湖の南端にいる黒竜退治にこいつを使うのはどうか」と言ったため、処罰はいったん保留になった。こうして黒竜と小黄竜は戦ったのだが全くの互角だった。小黄竜は人間に戻って事の顛末を母に伝えると「お前が黒竜と戦うときは饅頭<ref>饅頭は「まんとう」と読み、蒸しパンを表す。[[饅頭]](まんじゅう)ではない。</ref>と石を持っていくよ、お前が腹を空かせたら饅頭を、黒竜が口を開けたら石を放り込むよ」と言った。こうして二度目の戦いになり持久戦に持ち込んだ小黄竜は、母の助力もあって角をへし折って片目を潰し、天生橋に穴をあけるとそこに逃げ込んだ。これ以降湖の水は穏やかになって溢れることはなくなった。小黄竜はそこに住み毎年母の誕生日に母のところへ行ったという<ref>緑の桃を食べたから村の名前は緑桃村と改めたという。</ref>。
 
== 脚注 ==
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