「十分統計量」の版間の差分

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'''十分統計量'''(じゅうぶんとうけりょうは、'''十分性'''を持つ[[統計]]用語を指す。[[統計量]]が十分性を持つ、また十分であるとは、その[[統計量]]が下記の性質を満たすことを指す
: ある[[統計]][[データ]]に対し、それが従う[[確率分布]]を示す[[母数]] ''&theta;'' に対応する[[その統計量]]の値が決められた条件下で、データが出現する[[条件付き確率]]分布が、もはや''&theta;'' にはよらない場合に、。<!--この統計量は'''十分'''である(あるいは統計量の'''十分統計量''')という。この性質を統計量の'''十分統計量'''(じゅうぶんせい)という呼ぶ-->
 
直感的にいうと、「母数''&theta;''(直接は求められず、推定しかできない)に対する十分統計量は、''&theta;'' についてデータから得られる最大限の[[情報]]を含んでおり、現在得られる最良のものである」ということになる。
ある[[統計]][[データ]]に対し、それが従う[[確率分布]]を示す[[母数]] ''&theta;'' に対応する[[統計量]]の値が決められた条件下で、データが出現する[[条件付き確率]]分布が、もはや''&theta;'' にはよらない場合に、この統計量は'''十分'''である(あるいは統計量の'''十分性'''、'''十分統計量''')という。
 
直感的にいうと、「母数''&theta;''(直接は求められず、推定しかできない)に対する十分統計量は、''&theta;'' についてデータから得られる最大限の[[情報]]を含んでおり、現在得られる最良のものである」ということになる。十分統計量は[[ロナルド・フィッシャー]]によって導入された、[[統計学的推定]]において基本的な概念である。
 
==定義==