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{{出典の明記|date=2015年1月28日 (水) 16:45 (UTC)}}
'''におい'''
*[[空気]]中を漂ってきて[[嗅覚]]を刺激するもの<ref>デジタル大辞泉</ref><ref>注. 広辞苑では嗅覚系の説明は2番目以降である。</ref>。▼
== 概説 ==▼
* 赤などのあざやかな色彩が美しく映えること<ref>広辞苑 第5版、p.2018。※ 広辞苑第5版でも第6版でも、視覚的な匂いのほうをまず一番目に挙げており、嗅覚的な匂いの説明はその後に配置している。</ref>。[[視覚]]で捉えられる美しい色彩のこと。「匂い」
**[[襲の色目]]のひとつ、上を濃く、下を薄くする配色。「匂い」。
▲*[[空気]]中を漂ってきて[[嗅覚]]を刺激するもの<ref>デジタル大辞泉</ref><ref>注. 広辞苑では嗅覚系の説明は2番目以降である。</ref>。
▲== 概説 ==
{{
近年では、後者の意味
;表記
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== 色彩 ==
<!--{{要出典範囲|なお、現在の意味と大きく食い違うために理解しづらいが|date=2013年9月}}」という人{{誰|date=2013年9月}}がいる-->
<!--{{要出典範囲|比較的身近な用例|date=2013年9月}}としては-->
例えば[[万葉集]]には次のような歌がある。
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臭いの中でもとくに強い不快感をもたらすものを[[悪臭]]という。
中世にその原型が生まれ20世紀により具体的に提唱された[[アロマテラピー]]は、主として花や木に由来する芳香成分の香りを活用し、ストレスを解消したり心身の健康の維持に役立つ、ともされる技術である。▼
近年の医学領域における様々な研究成果により、匂いというのは、<u>他の感覚とは異なり 大脳辺縁系に直接届いている</u>ことが明らかになった。その[[大脳辺縁系]]は「情動系」とも呼ばれており、匂いは人間の[[本能]]や、特に[[感情]]と結びついた[[記憶]]と密接な関係がある、と指摘されている。つまり匂いは、<u>最も感情を刺激する感覚</u>なのだとされているのである<ref>青木 孝志、足達 義則「[http://ci.nii.ac.jp/naid/110004848824 ジャスミンの匂いが心拍変動に与える影響]」(研究発表,第21回生命情報科学シンポジウム)</ref>。
においは人に生理的な影響を与えることがある。例えば、[[ジャスミン]]の匂い(香り)は心拍のパワースペクトルのLF成分を有意に増大させる、との研究もある。これはジャスミンの香りが[[副交感神経]]の活動増大させ(=交感神経を抑制し)精神性の負荷を減少させることを示唆している<ref>青木 孝志、足達 義則「[http://ci.nii.ac.jp/naid/110004848824 ジャスミンの匂いが心拍変動に与える影響]」(研究発表,第21回生命情報科学シンポジウム)</ref>。
ただし、視覚的イメージ(視覚内容)、[[音]](聴覚内容)、[[味]](味覚内容)などに比べると、匂い(嗅覚内容)というのは、論じられたり教育されたりする機会は比較的少ない。また、近年の日本では匂いが無いことがよしとされて、消臭グッズなどの売上が伸びている。このような、匂いを避けるという現象の背後には、《匂いの[[抑圧]]》があり、さらにその背後には、《[[本能]]の抑圧》や《[[性]]の抑圧》が潜んでいる、と鈴木隆は述べた<ref>鈴木隆『匂いのエロティシズム』集英社, 2002、ISBN 4087201295。</ref><ref>鈴木隆『匂いの身体論:体臭と無臭志向』八坂書房, 1998、4896944151</ref>▼
▲中世にその原型が生まれ20世紀により具体的に提唱された[[アロマテラピー]]は、主として花や木に由来する芳香成分の香りを活用し、ストレスを解消したり心身の健康の維持に役立つ、ともされる技術である。
▲視覚的イメージ(視覚内容)、[[音]](聴覚内容)、[[味]](味覚内容)などに比べると、匂い(嗅覚内容)というのは、論じられたり教育されたりする機会は比較的少ない。また、近年の日本では匂いが無いことがよしとされて、消臭グッズなどの売上が伸びている。このような、匂いを避けるという現象の背後には、《匂いの[[抑圧]]》があり、さらにその背後には、《[[本能]]の抑圧》や《[[性]]の抑圧》が潜んでいる、と鈴木隆は述べた<ref>鈴木隆『匂いのエロティシズム』集英社, 2002、ISBN 4087201295。</ref><ref>鈴木隆『匂いの身体論:体臭と無臭志向』八坂書房, 1998、4896944151</ref>
最近では、さまざまな業種の、様々な企業がにおいを活用して、イメージアップや販売促進をはかろうとしている。こうしたことは10時間以上も香りを長続きさせる最新のにおい噴霧器が開発されたり、「禁煙を手助けする効果がある」とされたり「記憶力を高める効果がある」とされる《機能性アロマ》が開発されたことによる。ただし、人工的な香りが氾濫することによって、「日本人がもつ繊細な《香り文化》が失われつつあるのではないか」「自然の かすかなにおい を教える必要があるのではないか」という専門家の指摘もあるという<ref>NHKクローズアップ現代「[http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2890 広がる“においビジネス”]」</ref>。
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