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脚注
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'''I²C'''(アイ・スクエア・シー、アイ・ツー・シー)は[[フィリップス]]社で開発された[[シリアルバス]]である。低速な周辺機器を[[マザーボード]]へ接続したり、[[組み込みシステム]]、[[携帯電話]]などで使われている。
 
''Inter-Integrated Circuit'' の略で、''I-squared-C''(アイ・スクエアド・シー)が正式な[[発音|読み]]とされている。ただし、一般的な[[文字コード]]環境の[[プレーンテキスト]]上では上付き文字が使えないため、'''I2C'''あるいは'''IIC'''と表記されることも多く、日本国内ではこれをもって「アイ・ツー・シー」と発声されたりカタカナ表記される<ref>トランジスタ技術{{Cite journal|和書 |author= |date=2014-10月号 p.152「|title=2線シリアル・インターフェースI2C詳解 |journal=トランジスタ技術 |publisher=CQ出版|page=15}}</ref>ことがある。
 
== 設計 ==
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電圧は最高で +5V までで、よく使われるのは +3.3V だが、他の電圧でも構わない。
 
I²C の参照設計では、7bit7[[ビット|bit]] の[[アドレス空間]]のうち 16 の予約アドレスを除いた最大 112 個の[[ノード]]が、同じバス上で通信できる。
もっとも一般的な I²C バスのモードは、100kbit100[[キロビット毎秒|kbit/s]] の標準モード ({{Lang|en|standard mode}}) と 10kbit/s の低速モード ({{Lang|en|low-speed mode}}) だが、クロック周波数はゼロまで下げても構わない。
ノード数の拡大と高速動作が可能な 400kbit/s のファーストモード ({{Lang|en|Fast mode}}) や 3.4Mbit/s の高速モード ({{Lang|en|High Speed mode}}) の追加と、10bit アドレス空間などの機能拡張が行なわれている。
 
== 改訂 ==
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I²C バスの代表的な用途としては、次の通り。
 
* [[Dynamic Random Access Memory|DRAM]]のバスタイミングの設定記憶({{Lang|en|Serial Presence Detect:SPD}})
* ユーザの設定を記憶しているシリアル[[不揮発性メモリ]](24C01/24C02/24C04など)へのアクセス。
* 低速な [[デジタル-アナログ変換回路|D/Aコンバータ]]へのアクセス。
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== OSでのサポート ==
[[Linux]] では、I²C は特定のデバイス(ADM1026やLM92など)用に特定のカーネルモジュールで扱われている。Linux 2.6ではカーネルコンフィグレーションの{{Lang|en|"Hardware Monitoring support"}}でサポートするシステムハードウェアモニタを選択できる。I²Cドライバのソースコードは drivers/hwmon 配下にある。I²Cドライバは大きく分けて core と algorithm, adapter の3種類のモジュールに分割されている。
I²C クライアントの書き方の詳細は、カーネル関連のドキュメントや <code>/usr/include/linux/i2c.h</code> [[ヘッダファイル]]にある。
[[OpenBSD]] には最近、いくつかの共通マスター・コントローラとセンサのサポートで I²C フレームワークが加えられた。
 
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* [http://www.smbus.org/ SMBus (System Management Bus)]
* [http://www.sbs-forum.org/ SBS-IF Smart Battery System Implementers Forum]
 
==脚注==
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