「欧州理事会議長」の版間の差分

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Taka2013 (会話 | 投稿記録)
m →‎第二代常任議長: 2014年12月1日、議長に就任したことに伴う、編集
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欧州理事会議長は加盟国の首相など国内での役職を持つことが禁じられているが、ヨーロッパ規模での役職との兼務についてはこのような制限が存在しない。たとえば欧州理事会議長は欧州議会議員や欧州委員会委員長などと兼職することができる。つまり欧州理事会は同一人物を欧州理事会議長と欧州委員会委員長に任命することができ、欧州連合全体における大統領的な役職を創設することになるのである<ref name="Constitution"/>。
 
2つの役職が兼職されていなくともこのい場合は、両頭体制となり[[コアビタシオン]]が発生したり、両者の間での内部抗争が起こる可能性がある。大統領(欧州理事会議長)と[[フランスの首相|首相]](欧州委員会委員長)がいるフランスの[[半大統領制]]と比べると、欧州理事会議長は欧州委員会委員長を直接的に任免したり、欧州議会を解散したりするような法的権限を有していない。つまり欧州理事会議長には権威はあるが権限がなく、他方で欧州委員会委員長には権限はあるが欧州理事会議長のような権威はないのである<ref>{{Cite web|last=Hix|first=Simon|coauthors=Roland, Gérard|url=http://fpc.org.uk/articles/201|title=Why the Franco-German Plan would Institutionalise 'Cohabitation' for Europe|publisher=Foreign Policy Centre|language=英語|accessdate=2009-12-17}}</ref>。直接選挙が行われるなどして欧州理事会議長の民主的負託が強化されれば、このような欧州委員会委員長との関係についての問題が大きくなりかねない<ref name="Leinen utopian"/>。
 
== 脚注 ==