「オペラシオン・プエルト」の版間の差分

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== 問題点 ==
一連の動きの中で、前述の'''捜査態勢のずさんさ''''''競技団体、チームの場当たり的な対応'''(例えば[[国際自転車競技連合]](UCI)がスペインから受け取った書類(各国の自転車連盟に送ったもの)はスペインの捜査官が改竄したものだった事が後になってから判明した)、そして'''検体の検査体制の曖昧さ'''、UCIによる'''選手の権利や利益の軽視'''を指摘する意見もあった。検体の検査や取り扱いに選手側の権利の代表者は全く関与出来ていない為、どこかで検体に薬物を追加されたり、あるいは検査結果を改竄されたとしても、選手側には全く対抗手段が存在せず、選手は疑惑をかけられただけでチームを解雇されたりレース出場を差し止められたりするなど、選手としてのキャリアに直接影響する損害を被っており、しかもこうした損害は全く補償されない。
 
このような面に対してはファンからも「一方的なやり方で選手のキャリアを踏みにじっている」といった疑問の声が上がり、2006年ツール・ド・フランス優勝の[[フロイド・ランディス]]のドーピング疑惑(後に自らドーピングを告白)と併せて、ツール・ド・フランスに他国の有力選手を出場させない為の陰謀なのではないかという根拠の無い憶測も広まった。
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その他、首謀者の一人とされているフエンテス医師の下でドーピングを受けたのは自転車選手だけではなく、サッカーなど他の競技のプロ選手も多数含まれていたとする報道も行われているが<ref>[http://sports.livedoor.com/article/detail-3727173.html 仏紙‘ル・モンド’、ドーピング医師とバルサ、R・マドリー、バレンシア、ベティスの関係を報道]など</ref>、これら他の競技の選手に対してスペインの司法当局が捜査を行った形跡はないことから、今回の作戦を「自転車競技を一方的に貶めようとするものである」として反発する声もある。
 
現在もスペイン当局の管理下に置かれているため、'''残りのサンプルがどの競技の誰のものであるかは不明'''のままとなっている。
 
その後、2013年2月、スペインの裁判所はこの事件の裁判で、フェンテス医師に懲役1年(スペインは初犯で2年未満の懲役は実際は執行猶予となり服役しない)と'''押収した血液バッグ等の破棄'''を命じる判決を下した。<ref>[http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307240825.html (赤い闇 血液ドーピング:中)「証拠捨てよ」驚きの判決]朝日新聞2013年7月25日朝刊</ref>
 
== 人物 ==