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== 筆坂が主張する日本共産党の問題点 ==
筆坂は離党後に出版した著書『日本共産党』の中で同党に問題点があると主張している。共産党の財政はほとんどが『[[しんぶん赤旗]]』に頼っているが、かなり苦しくなってきているとし、末端の党員には次々と[[献金]]が求められるが、共産党幹部はその苦労を素知らぬ顔で85億円もかけて新本部ビルを建築したり、[[伊豆]]に幹部専用の[[別荘]]を作ったり、贅沢な浪費してばかりであると主張している<ref>[[#筆坂(2006)|筆坂(2006)]] p.56-60</ref>。また共産党議員の公設秘書に国から支払われる給与のうち共産党本部に寄付が求められる部分を党本部がどう使っているのか不透明な部分があるとして、情報開示の必要性を主張する<ref>[[#筆坂(2006)|筆坂(2006)]] p.63-67</ref>。
 
また共産党の規約では支部委員、地区委員、都道府県委員、中央委員は「選挙」で選ぶことになっているが、筆坂によればその「選挙」というのは地区委員会や都道府県委員会、中央委員会が一方的に決めた候補者に[[最高裁判所判事]]の投票と同じような○×式で投票するだけであり、これまで落選した者はなく、選挙など形式的にしか存在していないと主張している<ref>[[#筆坂(2006)|筆坂(2006)]] p.84-88</ref>。中央委員会議長や幹部会委員長もそういう方法で選ばれた中央委員会が選出することになっているので、自分で任命した者たちに自分を議長・委員長に選出させているようなものであり、結局全部トップが好きに人事を決めているだけと主張している<ref>[[#筆坂(2006)|筆坂(2006)]] p.88-91</ref>。筆坂によれば筆坂がいた時代の共産党は完全に中央委員会議長[[不破哲三]]が独裁しており、幹部会委員長[[志位和夫]]の発言力は小さかったという<ref>[[#筆坂(2006)|筆坂(2006)]] p.98-102</ref>。