「ゴンドワナ大陸」の版間の差分

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== 生物の分布との関連 ==
古生代[[ペルム紀]]の植物である[[グロッソプテリス]]はゴンドワナ大陸に生育していたことで知られ、その[[化石]]は南アメリカ、アフリカ、インド、南極、オーストラリアの各地で発見される。また、この地域に分布域を持つ生物をゴンドワナ要素という。たとえば[[肺魚]]はアフリカとオーストラリア、それに南アメリカにそれぞれ別属が分布し、典型的なゴンドワナ要素である。この他、植物では[[バオバブ]]がアフリカ、マダガスカル、オーストラリアに分布している。このようにゴンドワナ要素は現在の南半球の大陸に[[隔離分布]]する。それらは新生代初期までに出現した陸上生物と考えられる。
 
逆に、ゴンドワナでは見られない生物群も存在する。かつて[[齧歯類]]と[[哺乳類]]の覇権を争って繁栄していた[[多丘歯目|多丘歯類]]は2億年前の[[ジュラ紀]]中期頃に出現しているが南半球で生息した痕跡が見つかっていない。
 
=== ゴンドワナ系の生物の例 ===