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[[ファイル:Bernard Arnault.jpg|thumb|right|ベルナール・アルノー(2009年)]]
'''ベルナール・アルノー'''('''Bernard Arnault''', [[1949年]][[3月5日]] - )は、[[フランス]]の[[実業家]]。[[LVMH]]及び[[ディオール|クリスチャン・ディオール]]を部分的に所有すると同時に、両社の[[役員 (会社)#プレジダン・ディレクトゥー・ジェネラル|取締役会長兼CEO (PDG) ]]を務める。ディオールや[[ルイ・ヴィトン]]などLVMHを通じて多くの高級ファッションブランドを手中に収めていることから「フランス・ファッション界の帝王」「ファッションの法王」などの異名を持つ一方で、その冷徹かつ攻撃的な経営姿勢や買収を決断した企業・ブランドをことごとく手中に収めるさまから「カシミヤを着た狼」「ターミネーター」などの異名も持つ<ref>[http://www.ritsbagakkai.jp/pdf/411_01.pdf 「LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンの草創期とビジネスモデルの発展」] {{PDF}} 長沢伸也著、『立命館経営学』第41巻第1号(2002年5月刊)掲載。</ref>。
 
富豪として知られ、雑誌[[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]の[[2011年度世界長者番付]]において、世界で4番目の長者と推定されている。
 
フランス北部の[[ルーベ]]生まれ。[[エコール・ポリテクニーク]]出身。妻と5人の子供がいる。不動産業の家に生まれ、父から事業を受け継いだが、[[フランソワ・ミッテラン]]大統領の[[社会主義]]政策を嫌って[[アメリカ合衆国|アメリカ]]へ渡る。帰国後の[[1984年]]、クリスチャン・ディオールを当時保有していたマルセル・ブサック・グループを、自身の不動産業を担保にした資金で買収したのを皮切りに、次々とブランドを買収して世界有数のグループに育て上げた。
フランス北部の[[ルーベ]]生まれ。[[エコール・ポリテクニーク]]出身。妻と5人の子供がいる。
 
[[カルフール]]の10%の株式を所有し、13%を所有するアレー家に次ぐ第2位の大株主でもあり、[[中華人民共和国|中国]]国内で[[ダライ・ラマ14世]]を支援しているとの噂が飛び交ったこともある。このため中国では[[カルフールボイコット]]運動が起こったが、アルノー本人が否定し、「[[北京オリンピック]]をボイコットすべきでない」と述べた。
 
[[2012年]]8月に[[ベルギー]]国籍を申請。これは、この年就任した[[フランソワ・オランド]]新大統領が打ち出した75%の[[富裕税]]回避のためだと非難が集中し、結果翌[[2013年]]4月に申請を取り下げる事態となった<ref>[http://www.newsdigest.fr/newsfr/actualites/tabloid-news/5671-974.html LVMHのアルノー氏、ベルギー国籍取得を断念]、フランス・[[ニュースダイジェスト]]、[[2013年]][[4月18日]]、[[2015年]][[2月18日]]閲覧</ref>(彼以外にも資本家の海外逃避が急増したことなどもあり、この富裕税は[[2015年]]をもって廃止された)。
== 脚注 ==
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