「第1次安倍内閣」の版間の差分

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===不祥事===
*[[12月16日]] - 首相の[[諮問機関]]である[[政府税制調査会]]の会長[[本間正明]]が、公務員官舎の同居人名義を妻の名前にしつつ、[[愛人]]と同棲していることが判明し、本間は12月21日に税調会長を辞任した。本間の愛人問題は、同内閣の改革路線(具体的には財務省の増税路線批判と政府資産の売却)を快く思わない[[財務省 (日本)|財務省]]のリーク説もあり、同内閣のブレーンだった[[ジャーナリスト]]の[[長谷川幸洋]]は、当時の財務省・理財局長・[[丹呉泰健]]のリ-クであると明言している。
*[[12月26日]] - 内閣府特命担当大臣(規制改革担当)[[佐田玄一郎]]が、事実上存在しない事務所に対し、[[1990年]] - [[2000年]]までの10年間もの間、光熱費や事務所費など計7,800万円の経費を支出したという、虚偽の[[政治資金収支報告書]]を提出していたことが判明。佐田は12月28日に大臣を辞任した。
*[[1月10日]]、[[文部科学大臣]][[伊吹文明]]の資金管理団体の[[政治資金収支報告書]]に、約900万円の事務所費賃料のかからない議員会館を所在地にしているにも関わらず約900万円の事務所費を支出したことが問題視される。
*[[1月27日]]、[[島根県]]内で行なわれた[[自由民主党 (日本)|自民党]]県議の後援会の集会にて、[[厚生労働大臣]][[柳澤伯夫]]が、「15 - 50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭でがんばってもらうしかない」などと、「女性は子供を生む機械」という趣旨の発言をしたと報道された。28日に[[野党]]各党がこの発言に対し批判、辞任を要求した。翌29日に柳澤は[[衆議院]][[本会議]]などで陳謝し、[[内閣総理大臣]][[安倍晋三]]も衆議院本会議で「きわめて不適切な発言」とした。自民党内からも大臣辞任の声が上がり、[[2月1日]]の衆議院[[予算委員会]]における2006年度[[補正予算]]審議では野党が[[審議拒否]]した。一週間後に野党は審議に出席したが、今度は柳澤大臣が「若い人たちは結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と発言していたことを取り上げ、野党は「2人持たなかったら健全じゃないのか」と批判したが、柳澤大臣は辞任する意向のないことを示した。
*[[3月5日]] - [[参議院]][[予算委員会]]で、松岡農水大臣の資金管理団体が光熱水費が無料の[[議員会館]]に事務所を置いているのに、500万円の光熱水費を計上したことを追求される。
*[[5月28日]] - 農林水産大臣松岡利勝が[[東京]]・[[赤坂 (東京都港区)|赤坂]]の[[議員宿舎]]の自室で[[自殺]]した。[[日本国憲法|現行憲法]]下で現職大臣が自殺するのは初。後任農水相は[[赤城徳彦]]。
*6月30日、久間防衛大臣(当時)が、[[千葉県]][[柏市]]で「原爆の投下はしょうがない」と発言した。
*[[7月3日]]、6月30日の「原爆投下しょうがない」発言を受けて、久間が防衛相を辞任。後任は、[[内閣総理大臣補佐官]](国家安全保障問題担当)の小池百合子。