「天使にラブ・ソングを…」の版間の差分

殺人事件の現場を目撃したしがない[[クラブ]]歌手が、匿かくまわれた[[修道院]]で巻き起こす騒動を描いたコメディー。アメリカでは6ヶ月を記録する大ヒットとなり、主演の[[ウーピー・ゴールドバーグ]]の人気を不動のものにした。

[[ネバダ州]][[リノ (ネバダ州)|リノ]]のクラブ「ムーンライトラウンジ」で働くクラブ歌手のデロリスは、ネバダ州一帯に縄張りを持つギャング、ヴィンスの愛人。だがある日、ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃したため命を狙われる。重要参考人として警察に保護された彼女は、ヴィンスの裁判の日まで[[カトリック教会|カトリック]]系の聖キャサリン[[修道院]]に匿かくまわれる羽目になる。尼僧として振舞うことを余儀なくされたデロリスは堅苦しい生活に辟易するものの、やがて[[聖歌隊]]の指揮者を任されてから俄然、本領を発揮する。下手な[[聖歌隊]]を鍛え上げ、退屈な聖歌を[[モータウン]]の楽曲の替え歌にアレンジして派手なパフォーマンスを繰り広げ、保守的で厳格な修道院長との対立をよそに、一躍、町中の人気者になる。そして、最初は疎んじていた修道院のシスターたちと、歌を通じて徐々に友情で結ばれていく。

:[[リノ (ネバダ州)|リノ]]のクラブ「ムーンライトラウンジ」で働くしがないクラブ歌手。ギャングである愛人ヴィンスが裏切り者を抹殺する現場を目撃して命を狙われる羽目になり、'''シスター・マリア・クラーレンス'''と名乗ってカトリックの修道院に匿かくまわれることになる。堅苦しい生活に辟易しながらも、やがて歌を通じて閉塞感の漂う修道院に改革の嵐を巻き起こし、シスターたちと固い絆で結ばれていくことになる。

:太めの体型の陽気なシスター。楽しいことが大好きで、歌と踊りをこよなく愛する。その性格の明るさは彼女の母をして「将来は尼さんかスチュワーデスね」と言わ占しめたほど。修道女仲間の中ではメアリー・ロバート、メアリー･ラザラスと特に親しい。

:シスターたちの中ではメアリー・パトリックと共に歳年の若いシスター。内向的で大人しい性格だが、修道院に溶け込めずにいたデロリスのことを誰よりも先に気遣う優しさと思いやりを持つ。

:聖キャサリン修道院聖歌隊の元指揮者。成り行きから聖歌隊の指揮をする事ことになったデロリスの事を煙たがるが、彼女の歌の実力を認めてからは良き友人になる。

:事件の捜査とデロリスの警護を担当する警部。正義感に溢あふれるが、猪突猛進型。