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{{Otheruses|太平洋戦争の始まりである日本軍の真珠湾攻撃が奇襲により開始されることを伝えた電信の暗号略号|その他}}
'''トラトラトラ'''は、[[太平洋戦争]]の始まりである日本軍の[[真珠湾攻撃]]が奇襲により開始されることを伝えた電信の暗号略号である。本来はモールス符号「・・―・・ ・・・」を繰り返すもので'''トラ連送'''とされた。意味は'''ワレ奇襲ニ成功セリ'''。真珠湾攻撃時には攻撃隊長・[[淵田美津雄]]中佐の搭乗する[[九七式艦上攻撃機]]から[[第一航空艦隊]]司令部([[旗艦]]:[[航空母艦|空母]]「[[赤城 (空母)|赤城]]」)に宛てて発信された。
 
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従って、これはあくまで攻撃が奇襲によって開始されることを示すものであり、攻撃そのものの成功を意味するものではない。
 
のちに、この電文をタイトルとし、真珠湾攻撃を題材とした[[映画]]『[[トラ・トラ・トラ!]]』が作られた。
 
== 由来・解釈 ==
=== 「突撃」+「雷撃」===
由来については、奇襲成功で雷撃機先行の場合には「突撃」+「雷撃」で「トラ」連送、強襲で急降下爆撃機先行の場合には「突撃」+「急降下爆撃」で「トキ」連送という区別であったという説が広く存在している。
 
=== 虎・寅 ===
 
また、「トラ」がたまたま「虎」「寅」と同音であったため、様々な縁起をかついだものであったという俗説が以下のようなものを含めて多々存在しているが、根拠ははっきりしない。
 
また、「トラ」がたまたま「虎」「寅」と同音であったため、様々な縁起をかついだものであったという俗説が以下のようなものを含めて多々存在しているが、根拠ははっきりしない。
 
[[聖徳太子]]が[[信貴山]]にて[[物部守屋]]討伐の戦勝祈願をした際に、[[寅]]の年、寅の日、寅の刻に[[毘沙門天]]が聖徳太子の前に現れ、その加護によって物部氏に勝利したという伝説にちなみ、日本の勝利を願って電文を「トラトラトラ」としたというもの{{要出典|date=2014年4月}}。
真珠湾攻撃を受けた側である[[アメリカ]]では、「タイガー・タイガー・タイガー」と訳して「[[トラ|タイガー]]のように襲いかかる」と解釈されることもあった<ref>{{Cite book |和書 |author=赤根祥道 |title=安岡正篤 泳ぎもせず、漕ぎもしないで一生を終わるな! |year=1995 |publisher=三笠書房 |pages=P.104 |id=ISBN 4-8379-1604-X}} </ref>{{要高次出典|date=2014年4月}}。
 
{{要出典範囲|一方、「トラ・トラ・トラ」という吶喊の打電を受けた日本軍の同胞は、江戸時代より端唄として親しまれてきた座敷遊び『[[和藤内]]』のサビの句として理解し、その唄の底本である人気の歌舞伎『[[国性爺合戦]]』を、[[大東亜共栄圏]]の成就に重ねたという|date=2014年4月}}。その端唄『[[和藤内]]』の歌詞は「千里あるよな藪の中をどなたも覗いてごろうじませ、金の鉢巻たすきで、[[和藤内]]がえんやらやっと捕らえし獣は、とらとらとらとら、とらとらとらとら」。
 
のちに、この電文をタイトルとし、真珠湾攻撃を題材とした[[映画]]『[[トラ・トラ・トラ!]]』が作られた。
 
==脚注==