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{{存命人物の出典明記|date=2011年7月}}
'''菅野 盾樹'''(すげの たてき、[[1943年]][[8月6日]] - )は、日本の[[哲学者]][[記号学]][[人間学]][[形而上学]])。[[大阪大学]][[名誉教授]]。[[東京都]]生まれ。[[博士]]([[人間科学]])(大阪大学、1995年)(学位論文「いのちの遠近法-意味と非意味の哲学」)。[[東京都]]生まれ
 
== 略歴 ==
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=== 哲学研究の道程 ===
その後、近代の意識哲学の脱構築を問題意識として抱懐しながら、とりわけ身体表現-身振りとしての言語-比喩(すなわち非字義的表現)などの問題群を考究することになる。ここから、彼は英米系の分析哲学(とりわけ言語哲学ないし心の哲学)との対質を自覚的に試みている。彼が親炙したのは、どちらかというと非正統的な哲学者である[[ウィルフリド・セラーズ]](W. Sellars)、特に[[ネルソン・グッドマン]](N. Goodman)であった。(グッドマンに関してはその著作の翻訳を試みている。)この事態には正統的な分析哲学への彼の深い不満がうかがえる。この点は後に[[マーク・ジョンソン]](M. Johnson)の著作を翻訳することにもつながる。
 
言うまでもないが、[[チャールズ・サンダース・パース]]と[[フェルディナン・ド・ソシュール]]を源泉とする記号学への本格的な取り組みも同じ動機に発している。