「アーサー・ウェイリー」の版間の差分

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== 研究対象としてのウェイリー ==
ウェイリーの翻訳が多数の西洋人の心を掴んだ事から、[[比較文学]]の研究対象とされ、源氏物語の原典とウェイリー訳の加筆・省略・表現などを比較考察した研究もある。また、様々なウェイリー自身を研究対象とすることの伝記論考もあり、[[平川祐弘]]が『アーサー・ウェイリー「源氏物語」の翻訳者』([[白水社]]、2008年)で取り組んでいる。
 
またウェイリーは「[[ブルームズベリー・グループ]]」の一員で、女性関係が複雑で、その生涯も興味の対象となっている。特に人妻で、晩年結婚したアリスンと、謎めいた女ベリルとの三角関係は、ウェイリー死後に出された、アリスン・ウェイリー『ブルームズベリーの恋』(井原真理子訳、[[河出書房新社]]、1992年)に詳しい。
 
評伝に宮本昭三郎『源氏物語に魅せられた男 アーサー・ウェイリー伝』([[新潮選書]]、1993年)があるが、著者あとがきでは、アリスンの著作はフィクション色が強く、参照は必要最少限しかしなかったと述べている。
 
== 著作 ==
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== 参考文献 ==
* [[平川祐弘]]『アーサー・ウェイリー「源氏物語」の翻訳者』([[白水社]] 2008年)
* 宮本昭三郎『源氏物語に魅せられた男ーアーサー・ウェイリー伝』([[新潮選書]] 1993年)
* 安達静子『海を渡った光源氏ーウェイリー『源氏物語』と出会う』([[紅書房]] 2014年)