削除された内容 追加された内容
ニッチな分野のため、ある程度は仕方がないと思いますが、一応「複数の問題」タグを貼り付け。
一部節分けを変更。
8行目:
'''義眼'''(ぎがん)とは、[[人工]]の[[眼球]]のこと。
 
本記事では医療に用いられる以外の用途で使用される義眼についても記述する。
 
== 医療の目的で使用される義眼 ==
眼球が[[萎縮]]して[[視力]]を失った場合や、眼球を失った場合に[[眼窩]]や[[まぶた|眼瞼]]の形状を正常な状態に保つ目的で用いられる。
 
19 ⟶ 22行目:
: 角膜提供者に対する死後の美容上の観点から用いられる。通常の義眼とは異なり、レディメイドで装着感は考慮されていない。燃える素材が使用される。
 
== 医療用途の義眼の歴史 ==
中国では[[モンゴル帝国|元]](モンゴル)の時代、幼時に病気で片目を失った張存という人が腕のいい工匠に磁器製の義眼を作ってもらったという。日本では江戸時代にすでにガラスに彩色したものがあったことは当時の書物にも記録が残っている。[[ヨーロッパ]]ではパレにより作成された金属に彩色した義眼などが紹介されている戦争による需要の高まりとともに広く普及した。
 
45 ⟶ 48行目:
素材はガラスやプラスチック・シリコンで、形状は球形・半球・楕円などがある。ヘッドに[[パテ_(材料)|パテ]]やホットボンドで固定して使用する。特撮などの上半身のみのメカニカルギニョール<!-- 超全集シリーズでよく義眼製作が紹介されている -->(『ゴジラ』<!-- 対ヘドラ戦ではくり抜いている -->や『ターミネーター』<!-- 義眼をくり抜く場面がある -->など)も部類的には義眼を演出として用いている。
 
== 備考 ==
=== 変装用 ===
従来の医療用途とは逆に健全な視力を有しているが、片目の盲目(隻眼)を装って目に異物をはめ込む例がある。古い例では、12世紀末、『[[吾妻鏡]]』に上総忠光([[藤原景清]]の兄)が[[源頼朝]]の暗殺を目論み、左目に魚の鱗を入れ、偽の片目で「白く濁った目」を装い、土工にまぎれ、近づいた記述がある(意図して隻眼を装った例)。現代でも、映画などで[[俳優]]が盲目を演じる際、度なしの[[コンタクトレンズ]]([[カラーコンタクトレンズ]]の部類)で白く濁ったものをはめ込み<!-- 例を言えば、『五条霊戦記』の最後の方など -->、演技する。前者は「忍び込む為の偽装」であり、後者は「公に認知された変装」といえる。
 
== 関連項目 ==