「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」の版間の差分

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[[イギリス]]の貴族であるチャーリー・モルデカイは、裏社会でインチキ美術商を営んでいるが、実はイギリス政府に対し800万ポンドの借金を抱え破産寸前という危機的状況に瀕していた。彼の愛する妻ジョアンナと、モルデカイ家に仕える忠実な従者であるジョックは、邸宅の美術品を売るなどして何とか破産を免れようとするが、一方のチャーリーは家の状況には無関心で、最近生やし始めた口髭ばかりを気にしていた。
 
そんなある日、絵画修復士のブロンウェン・フェルワージーが何者かに殺害され、[[フランシスコ・デ・ゴヤ|ゴヤ]]の名画が盗まれるという事件が発生する。絵画を盗んだ男が国際テロリストのエミル・ストラーゴだと判明したため、[[保安局 (イギリス)|MI5]]のアラステア・マートランド警部補は美術品の知識があり裏社会にも顔が利くチャーリーに絵画の捜索を依頼する。一方、マートランドから絵画の話を聞き出したジョアンナは、借金を返済するため独自に絵画の捜索を始める。
 
チャーリーはゴヤ専門の美術商グラハレアムから情報を聞き出し、自動車修復士のスピノザのところに向かうが、エミルに襲われ命を狙われるが、ジョックやマートランドに助けられる。ブロンウェンの家に向かったチャーリーは、彼女が撮影した写真に写っていた絵画を見て、ゴヤの幻の名画『ウェリントン公爵夫人』だと判断した。『ウェリントン公爵夫人』は[[第二次世界大戦]]中に[[ヘルマン・ゲーリング|ゲーリング]]の手に渡った後、彼の莫大な財産と共に姿を消しており、絵画の裏地にはスイス銀行の秘密口座の番号が書かれていた。絵画の正体に気付いた直後、チャーリーは[[ロシアン・マフィア]]に拉致されてしまう。同じ頃、ジョアンナはブロンウェンと恋仲だったアージッシボローン公爵と面会し、「バーニー」という人物が『ウェリントン公爵夫人』を所持していることを突き止める。
 
[[モスクワ]]に連れ去られたチャーリーは、絵画を狙うロマノフに拷問されそうになるが、危ういところをジョックに救われ、そのままイギリス大使館に逃げ込んだ。無事にイギリスに戻ったチャーリーだったが、待っていたマートランドから[[ロサンゼルス]]行きのチケットを渡され、絵画を手に入れたクランプのもとに向かうように指示される。チャーリーはクランプに譲る予定だった[[ロールス・ロイス]]とともに彼の豪邸を訪れた。クランプはロールス・ロイスの車体から絵画を取り出し、美術コレクターを集めてパーティーを開くと言い出す。チャーリーはパーティーの間に絵画を盗み出そうと考える。
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: 演 - {{仮リンク|ジョニー・パスボルスキー|en|Jonny Pasvolsky}}、日本語吹替 - [[志村知幸]]
: 国際テロリスト。ゲーリングの財産を手に入れ活動資金にするため、絵画を狙っている。
; グラハレアム・アーチャー卿
: 演 - {{仮リンク|マイケル・カルキン|en|Michael Culkin}}、日本語吹替 - [[村松康雄]]
: ゴヤ専門の美術商。「イギリス一下品で口が悪い」として有名な男。
; ロマン・ロマノフ
: 演 - [[ウルリク・トムセン]]、日本語吹替 - [[金尾哲夫]]
: ロシアン・マフィアのボス。アーチャー卿の顧客で、絵画を手に入れるためチャーリーを狙っている。
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: 演 - [[ポール・ホワイトハウス]]、日本語吹替 - [[牛山茂]]
: 修復士。モルデカイとは古い付き合い。クランプの依頼を受け絵画をロールスロイスに隠すが、エミルに射殺される。
; アージッシボローン公爵
: 演 - [[マイケル・バーン]]、日本語吹替 - [[大木民夫]]
: 高齢の貴族。第二次世界大戦中はイギリス陸軍に所属し、ゲーリング逮捕の現場に居合わせる。