「日本ハリストス正教会」の版間の差分

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[[日本語]]を[[奉神礼]]に用いる現在の日本ハリストス正教会の姿は、現地の言語を大事にする正教会の伝統と、ニコライや日本人伝教者ら伝道に携わった人々・機関の方針の延長線上に位置づけられるものであり、正教会の古代から近世に至るまでの伝統が近現代において実を結ぶ過程であったといえる。
 
[[明治時代]]の日本における、[[ヨーロッパ|西欧]]文明・近代化への学習熱を利用する事の出来たキリスト教他[[キリスト教諸教派の一覧|教派]]([[西方教会]])に比べ、文明を学ぶ対象とはされていなかった[[ロシア]]から来たニコライと、[[近代]]合理主義の影響の薄い[[正教会]]には大きなハンデが課されており(現在でこそ近代合理主義の見直しの観点から正教が評価される機会もあるが、当時はこうした事情はハンデであった<ref>[[長縄光男]]『ニコライ堂遺聞』13頁 - 15頁、ISBN 9784915730573</ref>)、本国ロシアの無理解から支援も滞りがちであったが、伝道にあたってはニコライが育成した日本人信徒が主体となって教会を支え続けた<ref>[[中村健之介]]『宣教師ニコライと明治日本』95頁、岩波新書、ISBN 9784004304586</ref>。
 
==== 伝道のはじめ ====