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温暖前線との関係、 sleetの用語
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霰や雪が不透明あるいは半透明なのに対し、凍雨はほぼ透明で、場合によっては中心部が気泡により半透明になっているので区別できる。
 
上空の0℃以上の空気の層に比べて、地表付近の0℃以下の空気の層が厚く、雨粒が再凍結するのに十分な冷気層があるときに起こる。同じような発生条件であっても、上空の0℃以上の空気の層が厚く、地表付近の0℃以下の空気の層が薄いと、雨粒は0℃以下であっても凍結しない[[過冷却]]状態となって[[着氷性の雨]]として降り、地面などに落ちた瞬間に凍結して[[雨氷]]となる。凍雨もあまりよく見られる気象現象ではないが、雨氷はほとんど見られない珍しい現象で、見られる地域も限られる。雨氷、凍雨ともに、温暖前線の前面で見られる。
 
== 分類 ==
英語の"Freezing rain"は「[[着氷性の雨]]」のことを指しており、「凍雨」(ice pellets)の意味ではないので注意しなければならない。"sleet"はアメリカやカナダでは凍雨を指し、英国では霙を指す
 
また、気象学的に凍雨 (ice pellets) は、霙 (Sleet) と霰 (Graupel) の両方に含まれる。霰は雪あられ (snow pellets) と氷あられ (small hail) に分けられるが、凍雨と氷あられは外見上類似しているので同一視されることがある。氷あられは常に[[驟雨]]性である一方、凍雨は[[高層雲]]や[[乱層雲]]から降る驟雨性ではない降水である。