「ケルビン・ヘルムホルツ機構」の版間の差分

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この機構は、19世紀末にケルビン卿として知られる[[ウィリアム・トムソン]]と[[ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ]]によって、太陽のエネルギー源を説明するために提案された。19世紀中頃、[[エネルギー保存の法則]]が受け入れられ、この法則の帰結の1つとして、太陽が輝き続けるためには、何らかのエネルギー源が必要という問題が持ち上がった。核反応が未知であったため、太陽エネルギーの源の主要候補は、[[重力収縮]]であると考えられた。
 
しかし、すぐに[[アーサー・エディントン]]らにより、地質学的や生物学的な証拠により[[地球の年齢]]が数十億歳であるのに対して、この機構によって得られるエネルギー量では、太陽は数百万年しか輝けないことが明らかとされた。太陽エネルギーの真の源については、1930年代に[[ハンス・ベーテ]]が[[核融合]]によるものであることを明らかにするまでは、不明なままであった。
 
==ケルビン・ヘルムホルツ機構によるエネルギーの生産==