「筑紫磐井」の版間の差分
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== 来歴 ==
[[東京都]][[豊島区]]生まれ。私立[[
諧謔味の強い句風で、第一句集『野干』は「女狐に賜る位・扇かな」「みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな」といった、王朝文学の世界を素材とした擬古典的な句を収め、第二句集『婆伽梵』では同じ路線で万葉時代から昭和戦中期までの世界を表現している。これらは師の登四郎からよりもむしろ[[攝津幸彦]]、[[加藤郁乎]]といった前衛派の俳人から評価された。『筑紫磐井集』に書き下ろすかたちで発表された第三句集『花鳥諷詠』中には「もりソバのおつゆが足りぬ高濱家」「俳諧はほとんどことばすこし虚子」など近代俳句史をパロディ化したような一連の句を収めている。以上の句集と未発表作をおさめた『筑紫磐井集』で2004年[[加美俳句大賞]]スウェーデン賞を受賞。2014年の『わが時代』では、[[団塊の世代]]と呼ばれた自身の世代感覚を作品化した一連の句を収めた。
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