「軍部」の版間の差分

[[第二次世界大戦]]敗戦後は、戦闘能力を有する[[自衛隊]]を制度的にも実質的にも[[文民統制]]下に置いているため、少なくとも自衛隊が戦前期の軍部のような政治介入や[[クーデター]]をおこなうことは考えにくくなっている。
 
== 日本語以の言語における軍部 ==
日本語以の言語でこの「軍部」に対応する語を見出すのはむずかしい。軍隊内の上部機関という点では、[[プロイセン]]の[[将校]]団([[下士官]]と[[兵士]]を含まない専門職団体)などがそれにもっとも近いかもしれない。
 
[[サミュエル・P・ハンティントン|ハンティントン]]初期の政軍関係研究は、近代的な将校団の特質をそのプロフェッショナリズムに置いて、(1)[[暴力の独占]]的管理・運営部門における'''専門技術性'''、(2)国家の軍事上の[[安全保障]]における'''責任性'''、(3)それ以外の社会から区別された特殊な職業集団を形成する'''団体性'''をその特徴として挙げている。こうしたハンティントンの政軍関係論にはその後、他の論者によって批判・修正が加えられたが、軍部の定義や実態を考察する際には、依然としてその出発点になることはたしかであろう。