「単相誘導電動機」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2013年11月}}
'''単相誘導電動機'''(たんそうゆうどうでんどうき)は、[[単相交流]][[電力]]を入力とする[[誘導電動機]]である。
 
== 始動方式 ==
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始動後は、回転した[[回転子]]と交流[[磁界]]との相互作用で回転を続ける。
 
; 分相始動: [[電気抵抗]]の大きな始動[[巻線]]の磁界の遅れを利用して起動し、回転数上昇後に[[遠心力]]スイッチ(遠心スイッチ)で開放する。
; コンデンサ始動: 始動用[[コンデンサ]]を[[直列]]に接続した始動[[巻線]]を利用して起動する。始動トルクが大きく、始動[[電流]]が小さい
; 反発始動: [[交流整流子電動機]]として起動し、回転数上昇後に[[整流子]]短絡装置で[[短絡]]し運転する。
; くま取り巻線形: [[固定子]]の一部にくま取り巻線を巻いた凸極を設け、その部分の磁界の遅れを利用して始動トルクを得る。
 
== 分類 ==
* 分相起動型電動機
* 蓄電器(コンデンサ)起動型電動機
** コンデンサ始動電動機
*** コンデンサ始動電動機は始動時のみコンデンサが接続される構造のもの。分相始動と同様の遠心スイッチが必要。運転後はコンデンサが切り離されるため進相電流が生じないので、[[力率]]は分相始動形と同等である。
** コンデンサ始動コンデンサ電動機
*** 始動時2つのコンデンサが[[並列]]に接続され始動後片方のコンデンサを切り離す構造の物。切り離すためにはポジスタ([[サーミスタ#PTCサーミスタ|温度特性サーミスタ)を用い時間の経過で発熱、抵抗値の増加により切り離されたようになる。
** コンデンサ電動機
*** 始動、運転時とも1個のコンデンサが補助巻線に接続されたままで使用する電動機。