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'''リドカイン'''([[ドイツ語|独]]: Lidocain)は、世界で最も広く使用される[[局所麻酔薬]]であり、[[抗不整脈薬]]でもある。また、神経痛や手足のしびれの症状の一部にも有効である。
 
塩酸塩である塩酸リドカインのほか、いくつかの有効な化合物がある。塩酸リドカインの[[アストラゼネカ]]の商品名は「キシロカイン(''Xylocaine'')」で、日本の医療関係者は「リドカ」「キシロ」とも呼ぶ。貼付用局所麻酔剤として「ペンレステープ18mg」なども販売されている
 
== 概要 ==
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麻酔部周囲の血管を収縮させ、少量の麻酔剤で持続的な効果を得るためと、止血作用により術中の出血を抑制するために、[[アドレナリン]]などの[[血管収縮剤]]等が配合されたキシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン含有がある。
 
[[プロカイン]]と比較すると脂溶性、タンパク結合能がいずれも高く、麻酔作用、持続時間とも長い。作用時間を長くするにはアドレナリンと併用すればよい。
 
== 性質 ==
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:過用量に注意する必要があり、200mg以上使ってはならない。痙攣が起こる危険がある。足りない場合は、すぐに全身麻酔に切り替える必要がある。痙攣が起こった場合は、[[ジアゼパム]]を投与する。
;禁忌
:アドレナリン入りキシロカインは、[[]][[]][[陰茎]]の麻酔には用いてはならない。血管が収縮しすぎて、壊死する危険がある。
 
=== 抗不整脈薬として ===