「M3 37mm砲」の版間の差分

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[[第二次世界大戦]]では[[北アフリカ戦線]]や[[イタリア戦線 (第二次世界大戦)|イタリア戦線]]に投入された。37mm[[口径]]の対戦車砲としては[[砲弾]]重量が重く、砲弾の初速も高く、優秀な貫通性能を持っていたが、[[ドイツ]][[戦車]]の[[装甲]]強化についていけず、装甲を撃ち抜けない「ドアノッカー」と化してしまった。このため、[[1943年]]には生産が終了し、後継に[[イギリス]]製[[オードナンス QF 6ポンド砲]]を[[ライセンス生産]]したM1 57mm砲が新たに配備された。
 
[[太平洋戦争|太平洋戦域]]では、[[日本軍]]の戦車は防御力でドイツ戦車に大きく見劣りしたため終戦まで使用が続けられており、対戦車戦闘だけでなく[[榴弾]]やM2 [[キャニスター弾]]を用いての[[火力支援]]にも使用された。
 
島での戦闘では、5人程度の人力で移動できる軽量な37mm砲は便利で、キャニスター弾を用いた大型[[散弾銃|ショットガン]]として直接射撃に多用され、[[バンザイ突撃|日本軍の突撃]]を破砕したり、射線を遮る[[森林|ジャングル]]の下生えを刈り取るのにも使われている。