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===欧米での食文化の流れ===
[[File:Wlale meat steak at Norway.jpg|thumb|250px|鯨肉のステーキ(ノルウェーの家庭料理、醤油味)]][[ファイル:Mink Whale Meat Iceland.JPG|thumb|250px|アイスランドで売られているミンク鯨肉の串焼き料理。]]
世界各地の沿岸部で古くから鯨肉を食していたことは、[[考古学]]的研究から判明している。[[中世]]ヨーロッパにおいては[[ビスケー湾]]などで[[バスク人]]によって独占的に組織的な[[捕鯨]]が行われ、鯨の舌が珍重されたほか、肉は広く沿岸民の食糧となった。特に[[イルカ]]が食用として好まれ、串焼きや[[プディング]]、[[パイ]]などに用いられた。変わった料理法では、捕鯨船などでまれに供されたイルカの脳みそのフライが挙げられる。大型鯨が食品とはみなされなくなった後も、イルカについては比較的最近まで食用とされていた。[[15世紀]]の[[イングランド]]家庭料理についての本にもイルカ料理が登場する。イングランドの宮廷では[[17世紀]]頃までイルカの鯨肉が供された。
 
[[カトリック教会|カトリック]]における[[小斎]]のような信仰上の理由から[[肉食]]が禁じられているときに、禁忌に触れない「魚」として鯨肉を食べることも多かったようである。