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'''ケンミジンコ'''(剣微塵子)というのは、[[節足動物門]][[甲殻綱]][[カイアシ類|カイアシ亜綱]]に属する動物のうち<!--うちで、自由な浮遊生活をおくっているものに対する-->、[[キクロプス属]]''Cyclopus'' のもの、または[[キクロプス目]] Cyclopoida に属するもの、さらに広義にはカイアシ類の別称である。Cyclopsはギリシア神話に登場する一つ目の巨人のことで、ケンミジンコの目が一つであることからこの名がつけられた(ただしミジンコにも目は一つしかない)
 
== 概要 ==
甲殻綱カイアシ亜綱には11の目があるが、ケンミジンコに類するものは[[カラヌス目]](ヒゲナガケンミジンコ目)Calanoida)''Calanoida''、キクロプス目(ケンミジンコ目)Cyclopoida と[[ハルパクチクス目]](ソコミジンコ目)Harpacticoida)''Harpacticoida'' のものである。
 
多くは[[プランクトン]]として水中を浮遊する微小な[[甲殻類]]である。底生のもの、寄生性のもの、陸生のものも存在する。
<!--分類上は多くの仲間を含み、分類学上の単位ではない。ただし、外見はおおよそ似た姿である。-->
 
== 中間宿主 ==
甲殻綱カイアシ亜綱には11の目があるが、ケンミジンコに類するものは[[カラヌス目]](ヒゲナガケンミジンコ目)Calanoida、キクロプス目(ケンミジンコ目)Cyclopoida と[[ハルパクチクス目]](ソコミジンコ目)Harpacticoida のものである。
[[マンソン孤虫]]の[[中間宿主]]<ref>[http://dx.doi.org/10.2336/nishinihonhifu.64.55 多発したマンソン孤虫症の1例] 西日本皮膚科 Vol.64 (2002) No.1 P55-57</ref>で有るため、「ケンミジンコを餌として捕食している魚類を生や過熱不十分な状態で食べる」や「生山水(非加熱)の飲水」などにより、寄生虫症を発症することがある。
 
== その他 ==
Cyclopsはギリシア神話に登場する一つ目の巨人のことで、ケンミジンコの目が一つであることからこの名がつけられた(ただしミジンコにも目は一つしかない)。
 
== 参考書籍 ==
* 石田昭夫、[http://ci.nii.ac.jp/naid/10013922249/ 日本産淡水ケンミジンコ図譜 Illustrated fauna of the freshwater cyclopoid copepods of Japan] 日本生物地理学会会報 57, 37-106, 2002-12-12
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
[[ミジンコ]]
 
== 外部リンク ==
* [http://cyclot.sakura.ne.jp/kenmiji/kenmtopx.html ケンミジンコ]
* 牧野渡 [https://www.jstage.jst.go.jp/article/jslim/73/0/73_0_163/_article/-char/ja/ 日本における ''Sinodiaptomus'' 属ケンミジンコの分布と遺伝的分化] 日本陸水学会第73回大会 札幌大会 セッションID:1A04
 
[[Category:甲殻類|けんみしんこ]]