「カコジル酸」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
73行目:
 
== 身体への影響 ==
カコジル酸は、経口摂取、吸入または皮膚接触により高い毒性を有する。かつては[[無機化合物|無機]][[ヒ素]]解毒の副産物と考えられていたが、今日ではカコジル酸自体が健康への深刻な影響を持っていると考えられている。[[ネズミ目|げっ歯類]]に対して[[催奇性]]があることが示されており、高用量において[[口唇口蓋裂|口蓋裂]]や[[死産]]を高頻度に引き起こす。ヒト細胞において[[変異原|遺伝毒性]]があることが示されており、[[アポトーシス]]やDNA産生の減少、複製DNA鎖の短縮を引き起こす。カコジル酸自体に強い発がん性はないが、発がん性物質存在下において腎臓や肝臓などの臓器の腫瘍生成を促進する。
 
== 関連項目 ==