「国鉄ED45形電気機関車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
26行目:
* 直接式交流機関車で直流電気機関車の[[電気車の速度制御#抵抗制御|抵抗制御]]器を[[電気車の速度制御#タップ制御|低圧タップ切換器]]に置き換え、交流電動機を[[吊り掛け駆動方式|釣掛式]]で駆動する。
** 交流電動機は[[周波数]]が高いと[[変圧器]]起電力(回転子と固定子の間での誘導による起電力)で整流が悪くなり最終的には制御不能に陥る。当時の日本には商用周波数である50[[ヘルツ|Hz]]という高周波数の交流電動機の製造経験がなく、14 - 16極と直流機の4倍の[[磁石|磁極]]を入れることで[[端子]]電圧を下げている。
** [[主電動機]]は日立製作所のほかに[[東洋電機製造]]・[[富士電機ホールディングス|富士電機]]でもそれぞれ2基ずつ製造し、各メーカーのものを乗せ換えながらテストを行った。
* [[鉄道車両の台車|台車]]は後年の交流機でも問題となる[[活荷重#列車荷重(鉄道)|軸重]]移動の問題が当初より考えられたことから、車体から伸ばした脚に[[リーフ式サスペンション|板バネ]]で台車[[枕バネ]]と接続し、[[軌条|レール]]面に近い位置で引張力を伝えることで台車の[[ピッチング]]を抑えて解決を図ったDT108形を採用した。