「ラング」の版間の差分

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== 概説 ==
[[言語共同体]]における社会的規約の[[体系]]としての[[言語]]の側面を指す。また、個人によるその実践である'''[[パロール]]''' (la parole) と対立するものである。さらに、言語一般の[[分節化]]能力を表す'''[[ランガージュ]]''' (langage) とは異なる。英語訳では、ラングを[[冠詞]]付きや[[複数形]] (a language, the language, languages) で、[[ランガージュ]]を冠詞なし[[単数形]] (language) で表し分けることがある。
 
ソシュールは、[[言語学]]の対象措定において、[[講義]]の上ではパロールではなくラングとすべきであるとした。これは、言語学がまず明らかにすべきものは特定の言語の体系であり、単に対立するだけではなく、相互に依存する側面もある。また、パロールは、ラングを背景とするが、その場その場での単一の[[事象]]であって、言語学の真正な対象ではない。