削除された内容 追加された内容
Fujikawa Kazuto (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
125行目:
[[ファイル:Camellia japonica MHNT.BOT.2010.13.3.jpg|thumb|''Camellia japonica'']]
; [[材木]]
: ツバキは生長すると樹高20mほどになるが、日本のツバキの大木はほとんど伐採され、最後の供給地として[[屋久島]]からも切り出されたが、現在では入手の難しい材である。大木は入手しにくいので、[[建築]]用にはあまり使われない。木質は固く緻密、かつ均質で、[[木目]]は余り目立たない、摩耗に強くて摩り減らない等の特徴から、[[工芸品]]、[[細工]]もの等物などに使われる。代表的な用途は[[印材]]や[[将棋の駒]]で、近年は合成材料の[[判子]]が多くなったが、椿材は、[[つげツゲ]]材に次ぐものとして、安価な印鑑などに利用されていた。平成20年度税制改正により、[[法人税]]等の「[[減価償却資産の耐用年数等に関する省令]]」が改正され、別表第四「生物の耐用年数表」によれば、[[2008年|平成20年]][[4月1日]]以後開始する[[事業年度]]にかかるつばき樹の[[法定耐用年数]]は25年となった。
; [[木灰]]
: [[日本酒]]の[[醸造]]には木灰が必要で、ツバキの木灰が最高とされている。また、[[アルミニウム]]を多く含むことから、古くは[[染色]]用にも用いられた。しかし、ツバキが少ないため、灰の入手は難しい。
131行目:
: ツバキの[[木炭]]は品質が高く、昔は[[大名]]の手焙りに使われた。
; [[椿油]]
: 椿油は、種子(実)を絞った[[油]]で、用途の広さは和製[[オリーブオイル]]とも言える。高級[[食用油]]、[[整髪料]]として使われるほか、古くは[[灯り]]などの[[燃料油]]としてもよく使われた。ヤブツバキの種子<ref>{{Cite web
|author = Flavon
|date = 2003-01-13
141行目:
}}</ref> から取る油は高価なため、同じくツバキ属の油茶などから搾った油もカメリア油の名で輸入されている。また、搾油で出る[[油粕]]は川上から流して、[[川魚]]、[[タニシ]]、[[エビ|川えび]]等を殺すのに使われた。
; 薬用
: 葉の[[エキス]]が[[止血]]薬になる。特に[[朝廷]]では毒消し(悪魔祓い)として[[祭事]]が行われた。その祭祀司を稲幡と言う。
 
=== 花以外の観賞 ===