「恒温動物」の版間の差分

体積に対する表面積の割合が大きくなる=外気温の影響を受けやすい、という観点から突出部である尾、耳、羽などが寒い地域では小さく暑い地域では大きくなる傾向も認められる。こちらは[[ベルクマンの法則|アレンの法則]]と呼ばれる。[[ベルクマンの法則|アレンの法則]]でもわかるように、体積に対する表面積の割合を小さくする必要性から、外部形状の自由度が低くなることも指摘されている。このため、恒温動物は[[ニッチ]]の近い近縁の変温動物と比較して丸い印象を与える体型、すなわち、より[[球]]に近い体型をしている。
 
例えば、土中や狭いところを主な活動場所にする場合、[[ヘビ]]、[[トカゲ]]や[[ミミズ]]のように細長い体型や[[ゴキブリ]]のように平面的な体型が有利なことが多い。しかし[[モグラ]]や[[ネズミ]]などの恒温動物ではこのような体型をしている種は認められていない。[[ハナカマキリ]]や[[ナナフシ]]、[[カレイ]]のような極端な隠蔽形状を持つ種も認められていない。通常は体温を積極的に維持しない[[ニシキヘビ]]類において抱卵時は安定した高体温を保つものがあるが(アミメニシキヘビでは100日程度の抱卵時は華氏88〜91度≒29〜33℃を保つ。他のニシキヘビも同程度)、このときは筋肉を震わせて産熱量を上げると共に、卵を中心としてトグロを巻くことにより露出表面積を下げる。<ref>逆は真ではない。つまり丸い形状や、休息時などに体を丸める動物が恒温動物であるということではない。[[リクガメ]]のような丸い体型、[[ヘビ]]や[[蛾]]の幼虫など休息時には体を丸める変温動物は多い。つまり丸まった姿勢で出土した化石生物([[メイ・ロン]]や[[トリナクソドン]]、[[三葉虫]]などが有名)が恒温動物であったといであろと推定することにならなは論理の飛躍が大きい</ref>
 
同じ程度の大きさのハチであっても、[[ハナバチ]]類([[ミツバチ]]、[[クマバチ]]、[[マルハナバチ]]など)は内温動物的、[[カリバチ]]類([[ジガバチ]]、[[アシナガバチ]]、[[スズメバチ]]など)は、ほぼ完全な変温動物であることが多い<ref>ハナバチにも変温動物的、カリバチにも内温動物的な種は存在する。単独生活の小型ハナバチはほとんどが変温動物的である。逆に北方系の中型スズメバチであるホオナガスズメバチの飛行時体温は高度に安定している。またオオスズメバチなどでも活動時は外気温より相当高い胸部温を保っており、越冬女王等が12月にサザンカなどに訪花することがある</ref>。カリバチ類は光沢がありスマートな形状をし、比較的羽も長いのに対し、ハナバチ類は丸く毛が生え羽も短く、もこもこした印象を与える。狩りバチ類が恒温性を持たないのは、おそらく他の動物を狩る必要があり、ハナバチ類のような形状では運動性が落ちてしまうからではないかと思われる。内温による活動時間の延長や安定した運動性能によるメリットよりも、毛が生えることによる空気抵抗の増加や、丸い体型による運動性の低下によるデメリットの方が大きいのであろう。
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