「キエフ級航空母艦」の版間の差分

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=== 航空艤装 ===
[[File:Kiev 1985 DN-SN-86-00684r.jpg|thumb|250px|艦尾側から見る飛行甲板。後部エレベータが下降状態となっている。]]
上記の通り飛行甲板はアングルド・デッキ式とされており、艦首尾線に対して4.5度の傾斜をもつ。面積5,600m&sup2;が確保されており、8ヶ所のヘリコプター発着スポットが設定された。最前部の「C」が救難ヘリコプター用、続く「1」~「6」がV/STOL戦闘機や哨戒ヘリコプター用で、艦尾中央の「M」または「T」は輸送ヘリコプター用とされている。設計局は、V/STOL機6機の同時発艦を想定していたが、実際にはYak-38が離時のスタビライザをもたず、相互の排気の影響が大きかったことから、10分毎に3機ずつ発艦するのが最大であった。[[カタパルト]]やスキージャンプ勾配などの発艦支援設備や着艦拘束装置は持たないが、艦載機誘導装置としてプリボドSV型が搭載された<ref name="ポルトフ2005-03"/>。
 
[[ハンガー (航空)|ハンガー]]は、艦の後半部、飛行甲板の下に1層のギャラリーデッキをおいて設けられており、長さ130m×幅22.5m×高さ6.6mとされている。飛行甲板とハンガーを連絡するエレベータは、アイランドのすぐ脇と直後に計2基が設置されており<ref name="野木2008"/>、通常の運用では、上り用と下り用で使い分けられていた。